教育活動等の紹介
不定期ではありますが、このページでは、日々の教育活動を中心に、本校主催の研修会報告、卒業生の活躍などを紹介していく予定です。
高等部 学芸大学附属高校との交歓会
2025年12月16日(火)に東京学芸大学附属高校にて47回目となる交流行事である「交歓会」が行われました。
学芸大学附属高校、附属視覚の両校合わせて64名の生徒が参加し、3つのレクリエーションを通して有意義な交流をすることができました。
附属視覚の企画としてイントロクイズ、学芸大附属の企画として爆弾ゲーム、両校の委員が合同で企画したワードウルフとそれぞれ障害の有無に関わらず誰もが楽しめる内容や方法の工夫がされ、リラックスした雰囲気で互いに親しみ合う姿が印象的でした。
来年度は本校が会場校となり、さまざまな企画を通して交流を図っていきます。伝統的な行事である交歓会を大切にしつつ、次の世代にバトンを繋いでいきます。
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(2025年12月22日)
高等部3年 政治・経済特別授業
2025年12月4日、MUSビジネスサービス株式会社から講師をお迎えし、高等部3年生12名を対象に、政治・経済の授業として「金融・株式の基本~今後の資産形成を考える~」と題した2時間の出前授業を実施しました。
MUSビジネスサービス株式会社は、本校から徒歩5分ほどの場所にある企業で、2021年度から地域連携・CSR活動の一環として、毎年出前授業を行っていただいています。
今年度は講師の方々が昨年度から総入れ替えとなりましたが、事前の打合せや授業見学を通して、生徒の実態に寄り添った内容を丁寧に準備してくださいました。
授業はクイズ形式で始まり、一人暮らしや結婚式にかかる費用など、生徒にとって身近な話題を取り入れながら、金融や投資の基本について分かりやすく説明していただきました。
難しい印象を持ちがちなテーマでしたが、具体例を交えた説明により、生徒たちは理解を深めながら、真剣な表情で話を聞いていました。
授業中には、資産運用を行う際の考え方や心構えについても紹介され、生徒たちは「将来に向けて大切なこと」として熱心にメモを取る姿が見られました。
また、生徒からの質問に対しても一つ一つ丁寧に答えていただき、金融への関心がさらに高まる時間となりました。
以下は、生徒の感想の一部です。
「特別授業では、株や債券、そして最近よく耳にするNISAについて直接お話を聞くことができて、詳しく知ることが出来た。今までは内容がよく分からず、なんとなく難しいものと感じて取っ付きにくさや薄ら怖さを感じていたが、分散投資によるリスクの緩和や、銀行より利回りが期待できることなど、利点や危険に合わせた対策など、具体的に分かりやすく説明していただいたことで、投資の良さを知り、より身近に感じられるようになった。特に、株に投資するときにどれくらいの資金から始められるのか、どんなふうに金額の目安を考えれば良いのかを教えてもらえたのが印象に残っている。また、今注目されている企業や、投資先を選ぶときに見るべきポイントなど、具体的な話まで聞けたことで、ただ知識として覚えるだけじゃなく、将来役立ちそうな情報としてイメージしやすく、私自身も将来的には投資を活かして行きたいと感じられるようになった。」
「 経済や証券の仕組みについて、授業で教わっておりわかっている部分も多かったが、改めて商品として説明をしてくれたので、どんなメリットやデメリットが存在しているのかが分かりやすかった。特にNISAについてはあまり知らないこともあったので、将来のためにも調べてすぐにでも始めようと思った。また、私たちの質問に対して、的確に分かりやすく回答をしてくれた。特に印象に残ったのは、今後発展しそうな分野についてで、AIは私でも想像できるが、そこから電気や半導体の分野まで考えていなかったので、さすが証券会社の方だなと目線に驚いた。自分が投資やそれ以外の行動を何か起こす時には、表面的な内容以外にも裏にどんなことが起こっているのかを想像できるようにしていきたい。そして、お金の価値観として、時間をかけて運用していくことをおっしゃっていた。話を聞いていると本当にその通りだと感じた。ちょうど投資のための口座を作成したところだったので、焦らずゆっくりとということは肝に銘じておこうと思う。今回ちょうどこの授業を受けることができて、本当によかったと感じた。」
企業の方から直接お話を伺うこの出前授業は、生徒にとって社会や経済をより身近に感じ、自身の将来を考える貴重な機会となっています。
今後も地域との連携を大切にしながら、生徒の学びを広げていきたいと考えています。
(2025年12月18日)
高等部 タイとのオンライン交流会
11月22日午後、タイの盲学校・インクルーシブ校に通う高校生とのオンライン交流会が実施されました。「トビタテ!留学JAPAN」の支援を受け来年1月にタイへ留学をする生徒をはじめ、参加を希望した生徒が集まり、2時間ほど交流を楽しみました。
まずは趣味やマイブームなどを交えて自己紹介をし、そのあとはフリートーク。学校の話からおばけの話まで様々に話題が広がり、互いの生活や文化について知ることができました。会の後半は、タイへ留学する生徒たちが企画した「以心伝心ゲーム」にみんなで挑戦! お題に対して全員一致の回答を目指します。「野菜を食べられる?」「猫は好き?」など素朴なお題が次々に出され、参加者全員の答えが一致したときには歓声と拍手が起こりました。
生徒からは、「しゃべらなければ伝わらない」「伝わらなければどうしようという不安が頭の中にあり、自分から話す勇気がなかなか出せなかったのも正直なところです」「相手が一生懸命聞き取ろうとする姿勢を見せてくれたときや、自分の意図が伝わった瞬間には、とても大きな安心感と嬉しさを感じました」という率直で実感のこもった感想が聞かれました。
また、「視覚障害だと周りを見て真似をすることも難しいため、事前にイメージして準備することが大切だと感じました。スポーツの話題や企画したゲームなどは事前に打ち合わせていたおかげで、みんなで楽しむことができました」「相手がせっかく日本の文化に触れて親しんでくれているのに、日本人側がそれをわからないということは、大変失礼だったと感じる。将来、海外交流をするとなった時にも、自分は一人の日本人として、日本のこと、特に有名な話題や伝統などを知っておくべきだと気づくことができた」などの感想からは、生徒たちが多くの発見や学びを得たことが感じられました。
便利なツールのおかげで、遠く離れた国でありながら互いを身近に感じられただけでなく、間違いを恐れずに話してみるという基本的な姿勢の大切さをあらためて学べた時間でもあったようです。
今後も、タイと日本との間で積極的な交流が続いていくことを願います。
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| 交流会中の教室の様子➀ | 交流会中の教室の様子➁ | オンライン集合写真 |
(2025年12月16日)
美味しかった北海道米 ~全国大会優勝の副賞~
今年の夏に開催されたフロアバレーボール全国大会で、本校バレーボール部が見事優勝しました。その副賞として、北海道米を新米の時期に合わせて贈呈いただきました。
贈呈いただいたお米は、ブランド米「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」「ななつぼし」の3種類で、各10kgずつ、合計30kgという大変豪華な内容です。
部員で話し合った結果、全国大会参加に際して協賛品や声援などで応援してくださった全校の皆様に感謝を伝えたいという思いから、寄宿舎給食での提供と学校での炊飯を実施しました。
給食では、食べ比べがしやすいように、お茶碗とおにぎりでそれぞれのお米を提供しました。幼児・児童・生徒からは
「おにぎりのほうが味がしっかりしている」
「お茶碗のご飯の方が好き」
といった感想が寄せられました。
学校での炊飯では、部員が4.5kg(約30合)のお米を研ぐところから始め、炊き上がったご飯を、給食を食べていない高等部普通科・専攻科の通学生や職員に振る舞いました。
部員からは、
「喜んで食べている姿を見て、感謝を伝えられたと思い嬉しかった」
「たくさんの方々に応援いただいていることに改めて気づけた」
「自分たちが用意したご飯を食べてもらうことがこんなにも嬉しいということを初めて知った」
など、食育につながる感想も聞くことができました。
改めて、北海道札幌視覚支援学校をはじめ、北海道大会運営関係の皆様に心より感謝申し上げます。
贈呈いただいたお米は、幼児・児童・生徒・教員みんなで美味しくいただきました。
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| バレー部生徒と栄養教諭の記念写真 | 給食の様子① | 給食の様子② |
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| 給食の様子3 | 部員がご飯をふるまう様子 | 20合炊き |
(2025年12月3日)
幼稚部「みんなのうんどうかい」
11月15日(土)に幼稚部行事「みんなのうんどうかい」を行いました。子ども達は、体を動かす楽しさを感じながら練習に励んできました。速く走る方法を考えたり、鉄棒で新たな技にチャレンジしたり、先生と一緒に力強く押す・引っ張る経験を重ねたりと、様々な活動に意欲的に取り組みました。「できた!」と笑顔を見せる子ども達からは、達成感や自分の成長を喜ぶ気持ちが伝わってきました。
そして迎えた当日。プログラムは次の通りです。
1 はじまりの会
2 直線走「いちについて、よーいドン!」
3 障害物走「レッツゴー!たんけんたい」
4 親子競技「かぞくのみんな てのなるほうへ!」
5 借り物競争「めざせ!なかよくゴール」
6 みんなでダンス「ジャングルぐるぐる」
7 おわりの会
直線走では太鼓の音を手がかりに思い切り走る気持ちよさを味わったり、障害物走では宝箱に見立てた箱を力いっぱい押して進んだりと、子ども達は各種目の中で多様な運動経験を重ねました。
また、年長・さくら組の子ども達は、会の進行やはじめの言葉・おわりの言葉の役割を担い、責任感をもって取り組む姿が見られ、頼もしさが感じられました。
一人一人が輝き、活躍する姿が見られた「みんなのうんどうかい」となりました。
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| 押して、押して、宝箱を運ぼう! | 借り物競争、お友達と一緒にゴール! |
(2025年11月25日)
幼稚部 「年長さくら組お楽しみ会」
10月24日(金)に年長さくら組お楽しみ会として、葛西臨海公園と葛西臨海水族園へ出かけました。
学校最寄りの護国寺駅で、お家の方に「いってきます!」と元気いっぱい挨拶をし、いよいよ出発です。電車内では、あといくつ駅を過ぎたら目的地に着くのか期待感をもって楽しそうにアナウンスを聞いたり、周りの音に耳を澄ませたりしている子ども達の姿が印象的でした。
葛西臨海公園に到着すると、まずはパークトレインに乗って園内を一周しました。海の近くを通り潮の匂いや船のエンジン音を感じたり、降りるときのチャイムを押すことを楽しみに車内のアナウンスを聞いたりしながら、皆で楽しく乗ることができました。
お昼はレストランで、お家の方が作ってくれたお弁当や、注文したお子様ランチを味わいました。
午後にはお待ちかねの水族園!まずは、アンコウの幼魚や、実物大のマグロの幼魚のぬいぐるみに触れました。マグロの幼魚は体重が8キロ近くあると教えてもらい、ぬいぐるみを抱き抱えてその重さを感じました。その後は、カニやヤドカリ、ヒトデ、ウニ、ナマコの海の生き物に触るプログラムに参加しました。皆緊張した様子でしたが、先生と一緒に触ってみたり、指先や手のひらで触れてみたりと、少しずつ海の生き物と仲良しになりました。
お友達や先生と一緒に出掛け、たくさんの初めてを体験しました。護国寺駅に戻り、迎えに来てくれたお家の方と会った子ども達の表情からは、楽しかった思いがあふれているようでした。皆で素敵な思い出となった一日でした。
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| パークトレインと、はいポーズ | うには、どこかな |
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| まぐろの赤ちゃんは、こんなに重い! | ひとでは、ざらざらしてるよ |
(2025年11月20日)
幼稚部 親子遠足 「板橋こども動物園」
10月10日(金)、幼稚部親子遠足を実施しました。板橋こども動物園に行きました。
台風が心配されましたが、当日はお天気にも恵まれ、心地よい日となりました。
子どもたちは、どうぶつ達とのふれあいやみんなで一緒に食べるお弁当をとても楽しみにしていました。当日は、モルモットを膝にのせて優しく触ったり、やぎやひつじとふれあったりしながら、動物たちとの時間を楽しみました。係のお姉さんから「今日10月10日がお誕生日のやぎがいます」と紹介されると、子どもたちはそのやぎを見つけて「おめでとう」と声をかける微笑ましい姿も見られました。
お弁当の時間は、それぞれのお弁当を見せ合いながら、みんなで美味しく食べることができました。食後は公園で元気いっぱい遊び、笑顔があふれる楽しい時間を過ごしました。
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| わくわくドキドキちょっと心配 | たくさん集まってきた~ |
| お水、美味しいかな | 高いところまで登ったね |
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| 楽しみにしていたお弁当 |
おすすめ本を紹介する会(小学部)
10月3日(金)におすすめ本を紹介する会を実施しました。3年生以上の児童が参加し、それぞれ本を読んで気に入った場面や、おすすめしたい理由などを、心を込めて発表しました。
自分がおすすめしたい本を友達に伝えることができることに加え、友達がどんな本が好きなのかを知る良い機会となりました。
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(2025年11月14日)
めざせ!モルモットはかせ ― うえのZOOスクール
10月1日(水)に上野動物園で「うえのZOOスクール」が開かれ、本校からは14名の児童が参加しました。
今年度のテーマは、「めざせ!モルモットはかせ」でした。まずは、モルモット、ウサギ、パンダマウスと触れ合うコーナーで、じっくり触って、からだの大きさや脚の様子、しっぽの違いなどを観察しました。ウサギには小さなしっぽが、パンダマウスには長いしっぽがあるのに対し、モルモットにはしっぽがないことを知りました。足の指の数を上手に確かめることができた児童もいました。また、モルモットのからだに聴診器を当てて、心臓の音を聞く体験もしました。
えさのコーナーでは、パンダマウス、モルモット、ウサギ、ヤマアラシ、ウマが実際にどんな物を食べているのかを、見たり触ったりして比べてみました。「こんなにたくさん食べるのは、きっとウマだよ。」「モルモットのえさはこれかな。」などと、友だちと話し合って予想していました。
もうひとつのコーナーでは、それぞれの動物の体重と同じおもりを持ち上げて重さを体感したり、うんちの大きさやにおいを確かめたりして、からだの大きさや食べ物によって、うんちも違うことを学びました。
閉校式では、それぞれのグループの代表の児童が、「心臓の音が聞けて楽しかったです。」「ふだんできない体験ができてよかったです。ありがとうございました。」などと、感想を発表しました。
日常の中で小動物と触れ合う機会もあまりありませんが、動物たちのエサを実際に触ったり、うんちについて学んだりすることはそれ以上にめったにできないことですから、児童はこの日ZOOスクールで大変貴重な体験と学びができました。
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| ふわふわのウサギ | ちっちゃなパンダマウス |
(2025年11月14日)
高等部1年生 秋学校
10月14日(火)から16日(木)まで、高等部1年生は秋学校で、埼玉県飯能市にある名栗げんきプラザに行きました。今年の目標は、「協力し、自然に触れ合い、安全に、楽しく学ぼう! 成長しよう!」です。
初日はスクールバスで学校を出発。最初の目的地である埼玉県小川町のケージーエス株式会社を目指しました。ケージーエスでは、点字を使用する生徒が毎日使っている「ブレイルメモ」の組み立てを体験したり、点字ディスプレイの歴史などについてお話を聞かせていただきました。また、ケージーエスにはお二人の本校の卒業生がお勤めですが、その大先輩から、視覚障害者として企業で働いていくために普段どんなことに気をつけているかなど、一人の視覚障害者として生きていくための貴重なヒントとなるお話を伺うことができました。
その後、名栗げんきプラザに向かうバスの中では、レク係が企画した「私はだれでしょう」クイズで盛り上がりました。「自分を動物に例えると何?」「生まれ変わったら何になりたい?」といった質問の回答からクラスメイトを推測するというもので、友人の意外な一面を知る良い機会になりました。
名栗げんきプラザに到着し、夜はプレイホールで室内レクリエーションタイム。レク係が企画した人間ビンゴや伝言ゲーム、進化ジャンケンに興じました。「クラスみんなで盛り上がれて楽しかった!」「たくさんの人と話せた!」という声が聞かれ、親睦をより深めつつ、行事の良いスタートを切ることができました。
二日目は朝から野外炊事です。今年のメニューはカレーライス。炊事係が中心となり、班で協力して野菜切り、火起こしを行い、飯ごうでご飯を炊きました。「なかなか薪に火が付かなかった」「ご飯が炊けているかどうか分からなかった」などの苦難もありましたが、どの班も美味しいカレーライスが完成し、秋風に吹かれながら達成感を味わうことができました。
午後は、地元ガイドの方々の案内による「森のガイドハイク」。森を歩きながら、木々や草花に触れたり、耳を澄ませて鳥や川の音を聞いたりし、五感を駆使して自然の豊かさを満喫しました。
夜は、キャンプファイヤーを実施。あいにくの小雨だったのですが、生徒の熱意により、とにかく始めてみようということになりました。係が用意した点火劇から始まり、記憶ゲームでは大きな笑い声と拍手が夜の山に響きました。途中からは雨が強くなったため、室内のプレイホールに移動し、最後は担任のギター伴奏に合わせ「キセキ」を熱唱して、二日目の夜を終えました。
最終日、10月16日(木)は名栗げんきプラザを清掃・退所し、向かったのは「埼玉県立自然の博物館」です。ここでは最初に研修室で7つの岩石を個々に触らせていただき、火成岩と堆積岩に関する見識を深めました。その後、長瀞渓谷を代表する岩畳に移り、虎岩の上で実際に岩を触りながら地球の地質的歴史にまで思いをはせることができました。
帰途での昼食は秩父名物の味噌カツ定食をいただきました。食欲のある生徒は、ご飯やみそ汁、キャベツを心ゆくまでおかわりし、お腹いっぱいに秋学校の最後の食事を堪能していました。
全体を振り返ると、「クラス全員で大笑いして楽しかった」「日常を離れて自然や人と触れ合う貴重な機会になった」「先輩やボランティアの方、博物館の学芸員さんの協力を得て多くの事を学べた」といった感想が寄せられ、今年の秋学校は、自然の中でのびのびと過ごしながら、お互いを知り、助け合い、協力することの大切さを再確認する、充実した3日間となりました。
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| KGS株式会社見学 | 名栗げんきプラザ夕食 | 野外炊事 |
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| 森のガイドハイク | キャンプファイヤー(みんなで歌う♪) | 埼玉県立自然の博物館(虎岩の上で) |
中学部文化祭を開催
10月25日、中学部文化祭を開催しました。
午前の部では、1年生が文化祭の準備で起こった道具の破損をきっかけに仲間外れの状態が生じたものの、生徒同士で問題を解決していく物語(自作)、笑いを交えながら演じました。2年生は、クラスが文化祭で何を行うかを話し合い、合奏を完成させる物語(自作)を演じました。実際に合奏も行いました。3年生は、ハロウィーンでの学校での幽霊と対決する物語(自作)を通じて、クラスで仲良くすることの大切さを表現しました。
全体合唱では、「360日の紙飛行機」(AKB48)を32日で気持ちを込めて歌いあげました。,br>
午後の部では、アニメ研究部は活動で作成したレポート発表、手芸・工作部は個人作品と合同作品の展示を行いました。囲碁研究部と文化競技・対局研究部は、視覚を必要としない道具を使った、囲碁、将棋、オセロの体験会を開催しました。
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| ステージでの朗読劇 | 作品展示 |
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| 手芸・工作部の作品展示 | アニメ研究部の研究発表 |
今年度は、多くの御家族の方に加え、卒業生を含む高校生、小学生とその保護者の方、約80名に参観いただきました。ありがとうございました。
なお、舞台発表など一部の写真は、個人情報保護の観点から、画像処理を施行して掲載しています。
(2025年10月28日)
中学部3年 オンライン交流授業を実施
10月14日(火)、本校中学部3年生の生徒12名と、都立八王子盲学校の4名の生徒が、社会科の授業の一環としてオンライン交流授業を行いました。
今回のテーマは「誰にとっても使いやすいスーパーの在り方とは」。共生社会の実現に向け、多様な視点から買い物のしやすさを考えることを目的に実施されました。
授業では、参加者が2つのグループに分かれ、「スーパーのセルフレジを利用する10人のさまざまな立場の人々」を演じる台本を読み上げ、それぞれの登場人物の視点や困りごとについて意見を交わしました。「店員がどこにいるのかわからず不安になった」「商品を見るために顔を近づけたら棚に頭をぶつけてしまった」といった各自の体験が共有されるたび、参加者から深い共感の声が上がりました。
その後は、どんな工夫があればすべての人にとって使いやすいスーパーになるのかについて、活発な議論が展開されました。「音声案内の充実」や「セルフレジの高さの工夫」など、様々なアイデアが出され、他者の視点を取り入れることの大切さを学ぶ機会となりました。
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| 台本を読む様子 | GIGA端末で相手校の意見を聞く様子 |
この授業を通して生徒たちは、多様な立場を想像し理解しようとする姿勢を育むことができました。「誰もが安心して利用できる社会」について考える、貴重な学びの時間となりました。
(2025年10月28日)





































