筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

教育活動等の紹介

 不定期ではありますが、このページでは、日々の教育活動を中心に、本校主催の研修会報告、卒業生の活躍などを紹介していく予定です。


幼稚部 親子遠足

 5月24日(金)、幼稚部親子遠足を実施しました。今年度は、昨年開園した練馬城址公園に行きました。親子遠足に行くことを予告した日から「遠足いつだっけ?」「明日の次の日は…遠足!」等、子どもたちはこの日を楽しみにしていました。当日は晴天に恵まれ、遠足日和でした。
 公園では、自己紹介や親子でリズム運動をした後、遊具で遊びました。リズム運動は保育の中で親しんできた歌に合わせて、お家の人と一緒に体を動かしました。公園の遊具は、いろいろな種類のすべり台やブランコ、幅の広いシーソー、トランポリン等、魅力的なものがたくさんありました。お友達やお家の人と一緒に遊具に乗ったり、お気に入りの遊具を見つけて繰り返し遊んだりしながら、楽しい時間を過ごしました。

みんなでリズム運動 一緒に乗ったね、ブランコ ぼこぼこするなあ、滑り台
みんなでリズム運動 一緒に乗ったね、ブランコ ぼこぼこするなあ、滑り台

(2024年6月17日)

春の校外学習(小学部 低学年)

 小学部1・2年生は、5月21日(火)に、春の季節を感じたり、友達や教師と仲良く過ごしたりすることを目的として、春の校外学習を実施しました。場所は、学校近くの文京区立目白台運動公園です。
 当日は天候に恵まれ、とても広い芝生の上で、おもいきり自由に走り回ったり、集団遊びを行ったりして楽しむことができました。集団遊びは、春の校外学習に向けて、子ども会の時間を使って、自分達で決めました。その中で、見えない子も、見えにくい子も、全員が楽しむための工夫を話し合って考えることができました。遊んだ後は、児童が楽しみにしていたお弁当タイムです。「大好きな〇〇を入れてもらったよ。」、「おいしい!!」などと言いながら、幸せそうにお弁当を食べていました。
 春の校外学習を通して、より友達のことを知り、仲を深めることができました。

芝生の上で遊ぶ様子 お弁当を食べる様子

(2024年6月12日)

春の校外学習(小学部 高学年)

 5月10日(金)、3~6年生は「埼玉県こども動物自然公園」へ行きました。当日は天候にも恵まれ、絶好の遠足日和でした。
 バスで1時間ほど揺られ、到着してからまず触れ合ったのは、ヤギや羊、テンジクネズミ。児童たちは、「動物のにおいがする~!」「鳴き声が聞こえたね!」「体、あったかいね」「かわいい!」等と、たくさんの発見や気付きを周りの友達や教師と共有していました。
 午後は、ポニーの乗馬体験を行いました。初めて乗馬をする児童は、「こわい~」、「落ちないかなあ」、「心配になってきた…」と、ドキドキしている様子でしたが、いざ乗ってみると、「最高だった!」、「(1周だけでなく)1000周くらいしたい!」等と興奮気味で感想を口にしていました。
 気持ちの良い天気の中、たくさんの動物達と楽しく触れ合うことができました。

テンジクネズミの観察 羊の観察 ポニーの乗馬体験

(2024年6月12日)

中学部 春の遠足

 5月10日、皇居周辺で「春の遠足」を実施しました。中学部では、皇居周辺のスポットを巡りながら、歩行の力や集団行動の力の伸長を図っています。
 当日は、すがすがしい天候で、永田町駅から国会議事堂周辺、三宅坂、千鳥ヶ淵、武道館前を経由して飯田橋駅までを歩きました。
 3学年の生徒が混ざった班で行動したことで、普段会話の機会が少な生徒同士で会話を楽しむ様子が見られました。

日本水準原点を見学する様子 武道館付近を歩く様子
日本水準原点を見学する様子 武道館付近を歩く様子

(2024年5月22日)

高等部生徒が彫刻鑑賞教室に参加

 4月23日火曜日の午後、公益社団法人日本彫刻会が上野にある東京都美術館で開催している「第53回日彫展」に高等部3年生全員と2年生の美術選択者が出かけ、作家のみなさまに説明をしていただきながら、思う存分彫刻を触って鑑賞しました。彫刻に秘められている作家の思い、作成の過程、素材が示す手触りや質感の違い、様々に表現されている形などを、各自のペースでじっくりと味わったり、考えたりすることができました。鑑賞の前には、各作家から、彫刻との関りについてのコメントを聞いたり、美術館のアクセシビリティについて研究している本校卒業生の大先輩から、視覚障害者の美術館へのアクセスの課題等について話を聞いたりすることができました。鑑賞の後には、グループで意見交換し、印象に残っている作品とその理由を、全体に向けて発表しました。
 以下は生徒の感想の一部です。

 作家の方がおっしゃっていた目を瞑って彫刻を鑑賞することと音楽を鑑賞することは似ているという話が印象に残っています。目を瞑って触って鑑賞すると初めは全体像がわからないが、ゆっくりと触っていくうちに全体の形が見えてきます。これが、イントロの初めの音だけではどんな曲かわからないが、曲が進むにつれ曲の雰囲気がわかってくることに似ているということです。これを聞いた時、確かになと納得したと同時に、目の見えない僕たちが美術作品を楽しむ上でのポイントかなと思いました。

 今回の教室では、「空間」という言葉が印象に残った。彫刻は一つの物体ではあるのだが、それが存在するのにぴったりな空間を想像すると、彫刻がもつ物語が広がるような感じがした。またご案内の際に、作家の方がお話になる前に、自分でみてイメージを膨らませる時間を下さったので、作品の世界に入りやすかった。
 これまで、彫刻に触れる機会があまりなかったので、とても貴重な体験だと感じた。彫刻を触ることのできる場所はまだ少ないようだが、触ることで感じられるものがあると思う。材料に特有の質感や、見るだけではわかりづらい作品の温度、その温度からくるであろう作品のエネルギーまでも読み取れるような気がしている。彫刻以外にも、五感をフル活用して作品を鑑賞できる機会が増えてほしいと、感じている。

 普段、美術館に行って彫刻を触ると大層怒られるので今回の体験はとても貴重なものでした。目では分からない、手で触るからこそ作家さんが細部まで拘っているのが見えて面白かったです。目では全て同じように見えるのに触ってみると服や髪、腕、顔など1つの作品で触り心地が違ったり、同じ材料で作成された作品も作家さんによって別物のようになっていたり。彫刻から温もりを感じるという不思議な体験もしました。彫刻って遠くから眺めて「凄いなぁ」で終わりじゃないんだと初めて気づかされました。


(2024年5月17日)

日彫展・触れる鑑賞教室 小学部4・5・6年

 小学部4・5・6年生19名が、4月26日午後、東京都美術館(台東区 上野)で開催されている第53回日彫展に足を運び、触れる彫刻鑑賞教室を行いました。
 今年で3回目となる本行事は、彫刻家をはじめとするガイドの方々と、対話を通して彫刻作品に触れることのできる大変貴重な機会となっています。
 事前学習では、
 ・作品は、作家の方が心をこめて制作したもの。大切に触れよう。
 ・彫刻が、様々な素材や表現方法でつくられていることに気付き、興味関心を持とう。
という点を確認し、昨夏、学校に寄贈された彫刻家 中村宏氏の作品を使って触り方の学習を行い、鑑賞会に臨みました。
 当日、子どもたちは、鑑賞ガイドの方々とそれぞれの味わい方で鑑賞会場を巡っていました。
 素材の種類(石・粘土・石膏・木・金属等)、大きさ、質感を楽しむ児童、動物やユニークなモチーフの彫刻に興味を持ち気に入った作品を繰り返し鑑賞する児童、彫刻のフォルム・作品テーマや表し方・作家の心情にせまり鑑賞を深める児童等、様々な姿が見られました。
 鑑賞後のまとめの時間では、感想発表をしたり、お世話になった方々に手づくりのキーフォルダーやマグネットをお渡しし感謝の気持ちを表したりしました。
 視覚に障害のある子どもたちが、美術館に出向いて鑑賞ガイドの方と共に館内を歩き、体全体で彫刻作品にふれあうことのできる貴重な体験。芸術の奥深さや表現の豊かさを知り、それぞれの表現活動に活かすきっかけになることを願っています。

鑑賞の様子

(2024年5月15日)

新入生歓迎会(小学部)

 4月24日(水)に小学部新入生歓迎会がありました。体育館に小学部全学年の児童が集まり、1年生5名を囲んで自己紹介や各学年からの出し物を行いました。各学年の出し物では、1年生はメリーさんのひつじ、2年生は得意なこと発表、3年生はかえるじゃず、4年生はなぞなぞクイズ、5年生は学校クイズ、6年生は自己紹介に関係するクイズで盛り上がりました。最後には「はるがきた」の合唱を行い、楽しいひと時を過ごしました。これから、様々な活動や行事で親睦を深めていければと思います。

1年生の出し物

(2024年5月15日)

中学部3年 修学旅行

 本校中学部3年生11名が、4月24日~26日の2泊3日で福井方面での修学旅行を実施しました。
 東尋坊遊覧船への乗船、恐竜博物館見学、そば打ち体験など、日常生活の中で体験の少ない活動を多く取り入れました。また、鉄道好きな生徒が多い学級とあり、路線が延伸したばかりの北陸新幹線を利用することに大興奮の旅行でした。
 現地でお世話になった皆様、ありがとうございました。

恐竜博物館で展示を見学 東尋坊での移動
恐竜博物館で展示を見学 東尋坊での移動

(2024年4月30日)

高等部1年 公共 特別授業

 2024年3月6日、高等部1年生「公共」の授業の一環として、三井住友海上株式会社から講師の方をお招きして「保険」に関する講義を行いました。講師は、高等部卒業生で東京パラリンピック・トライアスロンのメダリストでもある米岡聡(ヨネオカサトル)さんです。保険の仕組みや視覚障害者が保険の契約時に注意すること、事故に遭った時の対応の仕方など、様々な実践的知識を教えていただき、生徒たちは「もしもの時の備え」の大切さを学ぶことができました。
 生徒の感想の一部を紹介します。
 「傷害保険はわりと色々なところで適用されるということ。月々の積み立ては必要だが何かあってからでは遅いので今のうちに理解を深めておけてよかった。」
 「具体的な事例や、事故が起きた時の対処手順まで教えていただけて、とても分かりやすかった。保険についてほとんど知らなかったため、自分の将来加入するであろう保険について考えるきっかけになった。」

授業風景
授業風景

(2024年4月25日)

高等部2年 地学巡検

 高等部理科(地学基礎)では校外学習として、神奈川県三浦市の城ヶ島で地学巡検を実施しています。3月10日日曜日に実施した巡検は、穏やかな晴天で巡検日和となりました。
 城ヶ島は三浦半島南端にある東西方向に長い島です。島の中央南側で太平洋を正面にして立つと、左手側(東)から右手側(西)までほぼ180°の水平線を見渡すことができます。また、左手側には房総半島、ほぼ正面(南)には伊豆大島、右手側には伊豆半島と富士山を望むことができます。生徒たちは、引率教員に手を取ってもらい、水平線の広がりや各半島などの位置を指差して確かめました。また、感光器を用いて、空と海の境界線(水平線)を確認しました。
 海岸では、貝の話を聞いたりイソギンチャクに触れたり、海の香りは前年11月に修学旅行で訪れた沖縄の海とは異なる(城ヶ島は海藻の香りがする)ことを実感したりと、五感を使って観察を進めました。
 その後、巨大な断層や、事前学習で学んだクロスラミナ、フレーム構造など、特別な堆積構造などにも直接触れて観察し、堆積構造の大きさや地層の広がりなどを実感しました。

感光器を用いて空と海の境界線(水平線)の位置を確かめている様子 海食洞である馬の背洞門 巨大な断層の断層面を白杖を用いてたどっている様子
感光器を用いて空と海の
境界線(水平線)の位置を
確かめている様子
海食洞である馬の背洞門 巨大な断層の断層面を白杖を用いて
たどっている様子
横倒しになった地層中で、ぐにゃりと曲がった地層を触察する様子 ウレタンマットの模型を用いて地層の様子を理解する様子
横倒しになった地層中で、
ぐにゃりと曲がった地層を
触察する様子
ウレタンマットの模型を用いて
地層の様子を理解する様子

(2024年4月3日)

中学部1年 社会見学

 3月18日、日本科学未来館(江東区青海)への社会見学を行いました。
 生徒は、「AIスーツケース」による誘導での館内歩行体験や、国際宇宙ステーションのレプリカを触って全体像を把握した後、実際の展示の中に入って、その中にあるトイレや個室の構造や装備を見学しました。国際宇宙ステーションにある手すりの使い方やマジックテープの用途などについて、生徒から質問し、解説を受ける場面もあり、宇宙での生活をイメージしながら有意義な見学ができました。
”国際宇宙ステーションのレプリカ" 宇宙ステーション内部
国際宇宙ステーションのレプリカ 宇宙ステーション内部

(2024年4月1日)