小学部最新情報・・・小学部の行事の様子です。こちらからご覧ください。
今年度の行事は、全校の教育活動等の紹介ページに掲載しています。
小学部の教育について

給食の食材に触れる
明日の給食はグリンピースご飯と空豆入り春の卵焼き!
お豆のさやむきをしよう。
目標
- 基本的生活習慣を身につけ、健やかに生活する力を育む。
- 自分を大切にするとともに、相手を尊重する心を育む。
- 保有する感覚を活かして、意欲的に周囲の事物に関わり、学ぶ力を育む。
- 感じ、思い、考え、行動する力を育む。
学習について
盲弱学級
全盲児童は学習の手段として、点字を使用します。また、実物教材や模型などの触察教材をはじめとして、全盲児童のために工夫された様々な教材・教具を活用して学習を進めています。
あらゆる教科において、ことばだけの理解にとどまらないよう、実物をさわったり、実際にからだで体験したり、見学の機会を多く設けて直接見たり聞いたりするなど、実体験を重視した学習が進められています。

点字教科書
点字の教科書(国語)を読んでいるところです。

点字タイプライター
タイプライターで点字を打っているところです。

盲人用そろばん
そろばんを使って計算をしているところです。
弱視児童は主として普通文字を使用して学習を進めます。児童それぞれの見え方に配慮した学習環境を設定し、拡大教科書や拡大教材を使用します。また、弱視レンズや拡大読書器などの補助具も活用します。ものの上手な見方や、目と手の協応、歩行などの能力を高める活動にも取り組みます。

拡大読書器
拡大読書器を使って教科書(保健)を読んでいるところです。

拡大教科書と書見台
拡大教科書(算数科)を書見台に載せて読んでいるところです。

弱視用ノート
弱視用ノートを使ってノートをとっているところです。
本校作成点字教材のご案内
本校小学部では、児童が点字を学習できるよう、児童用「点字の書き方」を作成し、改訂を重ねてきております。 →ご案内のページへ
特別学級
ひとりひとりの児童の実態や課題に応じて、カリキュラムを作成し、学習をすすめています。 教科学習や自立活動、日常生活等を通して、言葉や数概念、手指の使い方、運動などの力を育てると共に、基本的な生活習慣の確立をめざしています。

リトミック
「かめさんになろう」と足首を持って体をそらせているところです。

国語
ひらがなの学習をしているところです。

算数
数え棒を使って数の学習をしています。

体験学習
公共交通機関やその他の施設を使って、マナーやお金の使い方を学習しています。
学習集団の配慮
児童の人数や実態、教科の内容などに配慮して授業を行います。盲弱学級と、特別学級との合併の時間を設けたり、きめこまかな対応をするため、個別指導を行ったりすることもあります。
特別活動
児童活動
1・2年を対象とした子ども会、3年以上で組織される児童会では、学級・学年の枠を超えた 集団活動に取り組んでいます。これらの活動を通して、児童の自主性や社会性、集団生活の自覚を育てています。

子ども会
願いごとを書いた短冊を笹につるして、七夕まつり。

班活動
図書班の児童が昼休みに図書の貸し出しをしています。
年間行事
豊かな体験を通して児童の興味・関心・意欲を育み、調和のとれた発達を願って、下記のよう な年間行事を実施しています。
4月 | ・新入生歓迎会 ・彫刻鑑賞会(4年~) |
5月 | ・校外学習 |
6月 | ・なかよしタイム ・修学旅行(6年) |
7月 | ・校内宿泊学習(3年) |
8月 | |
9月 | ・夏休み体験発表会(3年~) ・夏休み作品展 ・都内盲学校交流会(4年~) |
10月 | ・芋掘り遠足(1~3年) ・宿泊学習(4~5年) |
11月 | ・運動会 ・読書会 |
12月 | ・餅つき |
1月 | ・書き初め ・交流及び共同学習(希望者) ・東京都特別支援学校総合文化祭作品展 |
2月 | ・なかよしタイム |
3月 | ・音楽会 |

修学旅行
静岡市の登呂博物館で田おこしなどの体験をしました。

高学年夏季教室
茨城県さしま少年自然の家を利用して宿泊体験を行います。

上野動物園サマースクール
毎年夏季休業中に、上野動物園で都内の盲学校を対象にしたサマースクールが行われます。
この年は動物の卵を中心に学習しました。

運動会
運動会では、直線走、円周走、つな引きなど、いろいろな競技を行っています。
これは、ボールを使った体操です。

東京都特別支援学校総合文化祭作品展
毎年1月下旬、東京芸術劇場展示ギャラリーで行われています。
本校からも出品し、鑑賞のため会場を訪れます。

音楽会
太鼓の演奏で始まり、筝、小学部各学年の合唱や合奏、音楽クラブの発表があります。
6年生のラストコンサートでは一人ずつ小学部の思い出を語る場面もあります。
交流及び共同学習
本校小学部では、児童の居住している地域の小学校や本校近隣の小学校等において、交流及び共同学習を行なっています。
居住地校との交流は、毎年1月に3日間程度、希望する児童が行なっています。地域の小学校に通学し、大勢の友達と生活や学習を共にし、互いに様々な刺激を受けることができています。また、その後も交流校の学校行事に招待してもらったり、仲良くなった友達が遊びに来てくれたりと、継続的なつながりができることもあります。近隣の小学校とは、主に行事等を通した学校間交流を行なっています。
こうした交流及び共同学習は、双方の子どもたちの社会性や豊かな人間性を育成する上で重要な役割を果たしているととらえ、子どもたちの実態に応じて、様々な工夫の下に進めています。
卒業後の進路
ほとんどの児童が本校および公立の盲学校へ進学します。なお、本校中学部への連絡入学の制 度は現在のところ設けられておりません。
教育相談
お子さんの目について心配なことや困っていることなどはありませんか?
保護者の方や教育関係の方などからの就学や学習・生活についての相談や本校への転入相談などにお応えしています。来校されての相談、電話やメールによる相談を随時行っています。授業の見学もできます。来校される場合は、事前にお問い合わせください。
※本校に入学あるいは転入・編入を希望される場合は、必ず教育相談を受けて下さるようお願い致します。
教育支援
本校小学部では、通常の学級等に在籍する視覚に障害のある児童に対して次のような支援を行っています。
- 通級による指導:定期的に、点字、触ること、珠算、図形、地図、実験等、見えない・見えづらいことを補うための指導を行っています。
- 訪問による指導:居住地(自宅・在籍校など)に出向き、必要に応じて相談や支援を行っています。また、通常の学級等を訪問し、視覚に障害のある児童に対する学習や生活面での配慮事項など についての相談や教材・教具の紹介などの情報提供も行っています。
- 夏のつどい・ウインタースクール:長期休業中に、通常では時間的に指導が難しい造形活動、裁縫、調理、運動、理科実験などの指導を集団で行っています。
連絡先
筑波大学附属視覚特別支援学校 小学部
住所 〒112-0015 東京都文京区目白台3丁目27番6号
電話 03-3943-5422(幼小学部)
ファックス 03-3943-5410(学校代表)
メールアドレス soudan@nsfb.tsukuba.ac.jp (教育相談代表アドレス)
2025/04/23