筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

Q22 点字の基礎学習終了後に、教科等の授業で実際に点字を使う上で、教科担当者が留意すべきことは何ですか?

 読みの速度が上がらないことを考慮し、読む課題の分量を少なくして、ほかの生徒に後れを取っていると思わせないような配慮をすることも一つの方法です。
 こまめにノートをチェックして、表音文字の特性による正しい表記ができているか、書き間違いがないか、あるいは読みや書きが遅いことによって理解度が下がっていないかなどに気を配る必要があります。
 放課後などに、各教科特有の点字記号(古文・漢文、数学、理科、英語、楽譜、情報処理など)に関するフォローアップだけでなく、授業全体の理解度を深める補習などを行うとよいでしょう。

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