墨字を読むときと違い、点字を読むときには肩からまっすぐに机上の用紙に腕が伸びるような姿勢が望ましく、体への負担が少ない机やいすの準備を忘れないようにしてください。リラックスして、人差し指を横に動かす行たどりや、行替え時の両手の分業などは、具体的な文字指導に入る前に十分に練習するとよいでしょう。
おおむね1対1の指導となるので、適度に休憩時間を設けて、指と頭の緊張をほぐすことも大切です。
指を左から順に動かして読み進めますが、自分の読んだ文字や単語が合っているかどうか心配な様子が多く見受けられることがあり、適切なタイミングで言葉かけ(「いいよ」、「合っているよ」、「もう一度」など)をすると安心して、読み進められます。