筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

拡大教科書について

拡大教科書とは?

 拡大教科書とは、目の見えにくい弱視の児童、生徒のために通常の検定教科書の文字を太く大きく書き写し、図やグラフ、イラストなども見やすく書き換えた教科書のことです。 文部科学省が定めた拡大教科書の標準的な規格に基づいて教科書出版社より発行されているものと拡大写本ボランティアによって一人ひとりのニーズに合わせてオーダーメイドされたものがあります。文部科学省の拡大教科書標準規格につきましては、以下のホームページをご参照下さい。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/01/15/1235124_1.pdf


「拡大教科書の作成方法」

英語
社会


出版されている拡大教科書一覧

 現在は、教科書出版社より小学校と中学校の全ての検定教科書の拡大教科書が発行されています。
 詳細は、以下の文部科学省ホームページをご参照下さい。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kakudai/1256604.htm

拡大教科書・点字教科書の無償給与制度について

 視覚障害特別支援学校(盲学校)及び特別支援学級においては、従来より拡大教科書は国費により無償給与されてきました。
 2004年度からは、小、中学校の通常の学級に在籍する弱視児童・生徒のための拡大教科書や点字教科書も就学奨励費で無償給与されるようになりました。  詳しくは下記の文部科学省ホームページをご参照下さい。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kakudai/06042618.htm

 高等学校段階では、視覚障害特別支援学校(盲学校)高等部で採択されている教科書の拡大教科書が発行されています。通常の高等学校では、義務教育と異なり、教科書代は自己負担であり、就学奨励費も適用されていませんので、教科書出版社からの発行は困難な状況となっています。
※ 鳥取県と島根県のみ県費による無償給与制度があります。

拡大教科書の製作を拡大写本ボランティアに依頼される場合、以下のホームページをご参照下さい。

全国拡大教材製作協議会ホームページ


http://www.kakudaikyo.org/

拡大教科書ネットワークについて

 拡大教科書ネットワークとは、拡大教科書に関する情報を全国で共有するために2005年に全国盲学校長会の下に作られた全国の視覚障害特別支援学校(盲学校)をネットワーク化した組織のことです。現在、その事務局は筑波大学附属視覚特別支援学校内にあります。

 拡大教科書についてご不明な点などございましたら、下記までご連絡下さい。
  全国盲学校長会 拡大教科書ネットワーク事務局担当
 筑波大学附属視覚特別支援学校 宇野和博   (電話)03-3943-5423
 (E-mail)uno@nsfb.tsukuba.ac.jp
2020/06/01