筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

三宮 麻由子さん 図書の紹介

 大胡田さんの次に、ご紹介するのは、本校の生徒や卒業生、また教員にも多く読まれ、感受性豊かな表現で読者を図書の世界に引き込んでくれる三宮さんです。

 東京都生まれ。上智大学大学院博士前期課程修了。本校には小学部から高等部まで在籍。高等部在籍中に米国ベンロマンド・ハイ スクールに留学。
 現在は、外資系通信社に勤務。エッセイストでもあり、1998年『鳥が教えてくれた空』で第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞受賞。その後も2001年に『そっと耳を澄ませば』で日本エッセイスト・クラブ賞を、2009年に点字毎日文化賞をそれぞれ受賞されている。
 点字毎日で「三宮麻由子の『あそんだ、あそんだ』」を連載中(2020年5月現在)。


 著書(共著等は除く):
 『鳥が教えてくれた空』
  日本放送出版協会 現在は集英社文庫1998.9 点・音

 『そっと耳を澄ませば』
  日本放送出版協会 現在は集英社文庫2001.2 点・音

 『目を閉じて心開いて ほんとうの幸せって何だろう』
  岩波ジュニア新書2002.6 点・音

 『きっとあなたを励ます「勇気の練習帳」』
  PHP研究所2002.11 点・(音)

 『いのちの音が聞こえる』
  海竜社2003.8 点・音

 『幸福の羽音』
  佼成出版社2004.4 点・音

 『希望という贈りもの こころに花を咲かせるために』
  大和書房2005.1 点・(音)

 『ロング・ドリーム 願いは叶う』
  集英社 現在集英社文庫2005.2 点・音

 『時計を捨てよう 新しい私に生まれ変われるヒント』
  大和出版2005.12 点・(音)

 『福耳落語』
  日本放送出版協会2006.7 点・音

 『音をたずねて』
  文芸春秋2008.1 点・音

 『人生を幸福で満たす20の方法』
  日本放送出版協会2009.2 点・(音)

 『空が香る』
  文芸春秋社2010.1 点・音

 『ルポエッセイ 感じて歩く』
  岩波書店2012.6 点・音

 『世界でただ一つの読書』
  集英社文庫2018.6 点・音

 『四季を詠む 365日の体感』(『空が香る』を大幅に加筆修正の上、文庫化した作品)
  集英社文庫2020.1 点・音(2020年5月現在着手)

 『おいしいおと』
  福音館書店2008.12(幼児絵本ふしぎなたねシリーズ) (点)

 『でんしゃはうたう』
  福音館書店2009.4(幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

 『かぜ フーホッホ』
  福音館書店2013.9(幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)


 書籍紹介:
 『鳥が教えてくれた空』
 「・・・野鳥たちは、それまで知識としてしか頭に浮かばなかった大自然というものを、肌で感じさせてくれたのだ。そして私は、そのなかで生かされていることの偉大さに、はじめて心から感動した。」野鳥への讃歌と発見を通して、著者の世界が広がりゆく過程を綴ったエッセイ。本校での体験や思い出も多く、中学生以上には気づきの多い作品である。

 『世界でただ一つの読書』
 『坊ちゃん』、『博士の愛した数式』、『星の王子さま』、『ハリー・ポッター』など17の古今東西の作品を、筆者の感性で読み解いていく。高校生以上に読んでもらいたい1冊。

2020/6/23