堀越喜晴さん 図書の紹介
広瀬さんの次にご紹介するのは、言語・心理・社会と障害について、深く考察しながら、言語学者として読者に語りかけてくれる堀越喜晴さんです。
1957年、新潟生まれ。本校には中学部・高等部に在籍。現在、言語学者として大学で教鞭を執る。1991年4月~1999年3月まで、NHKラジオ第2「視覚障害者のみなさんへ」に月1回出演。2019年4月まで100回にわたり、「点字毎日」にコラムを連載。
著書(共著等は除く):
『羊のたわごと 会衆席からのメッセージ』
サンパウロ2007.4 (点)・(音)
『バリアオーバーコミュニケーション 心に風を通わせよう』
サンパウロ2009.9 (点)・(音)
『ナルニアの隣人たち』
かんよう出版2017.4 点・音
書籍紹介:
『バリアオーバーコミュニケーション 心に風を通わせよう』
「視覚障害者のみなさまへ」での8年にわたるトークを集めた作品。「障害の有無を
超えて人間としての良好なコミュニケーションの本質を読み取る」ためのヒントにあ
ふれ、「バリアフリー」から一歩進んだ「バリアオーバー(バリア越え)」を提唱す
る書でもある。
『ナルニアの隣人たち』
「ひとたびナルニアを旅せん者、常永久(とことわ)にナルニアの隣人たるべし。」
小・中学生に長く読み継がれている、C.S.ルイスの『ナルニア国物語』に登場する人
や動物の一人一人にスポットライトを当てた、ナルニアのガイドブック。
ロゴス点字図書館発行の月刊誌『明の星』に15ヶ月連載した原稿をもとに執筆されて
いる。