広瀬浩二郎さん 図書の紹介
三宮さんの次にご紹介するのは、日本宗教史・民俗学を専門とされ、国立民族学博物館で勤務の傍ら、「触常者」として触文化論を発信し続けている広瀬浩二郎さんです。
1967年11月 東京都生まれ。本校中学部・高等部に在籍。現在、国立民族学博物館グローバル現象研究部准教授。
著書(共著等は除く):
『障害者の宗教民俗学』
明石書店1997.11 点・(音)
『人間解放の福祉論―出口王仁三郎と近代日本』
解放出版社2001.2
『触る門には福来たる―座頭市流フィールドワーカーが行く!』
岩波書店2004.6 点・音
『さわる文化への招待―触覚でみる手学問のすすめ』
世界思想社2009.5 点・音
『万人のための点字力入門―さわる文字からさわる文化へ』
生活書院2010.9 点・音
『さわって楽しむ博物館 ユニバーサル・ミュージアムの可能性』
青弓社2012.5 点・音
『身体でみる異文化―目に見えないアメリカを描く』
臨川書店2015.3 点・音
『目に見えない世界を歩く―「全盲」のフィールドワーク』
平凡社新書2017.12 点・音
『触常者として生きる―琵琶を持たない琵琶法師の旅』
伏流社2020.1 点・音(2020年6月現在着手)
書籍紹介:
『触る門には福来たる―座頭市流フィールドワーカーが行く!』
「従来の『しくしく悲しい障害者ライフ』ではなく『わくわく楽しい笑害者ライフ』が僕の主題だ」と語る広瀬氏の、アメリカ研究員時代を中心とした「触る日常」を綴るエッセー集。
『触常者として生きる―琵琶を持たない琵琶法師の旅』
「触常者」であり、「琵琶を持たない琵琶法師」である広瀬氏が、障害者たちが継承してきた「野生の勘」を取り戻し、「未開の知」を探求する旅に読者を導き、加えて現在の氏の歩みを記す書。