筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

数学教育



数学の目標

 数学科の目標の中でも特に重要視しているのは,考えることについてです。例えば,図形の面積の求め方や公式などを単に覚えるのではなく,どうしてそうなるかを納得していくことが大切です。そのためにできるだけ多くの時間を割くようにしています。結論を急がず,求める過程を大切にしています。考えることが習慣となり,考える楽しさを知ってもらうことを目指しています。
 この目標の達成に向けて、中学部では,原則として,点字を使用するA組と墨字を使用するB組のそれぞれに分かれて授業をします。
 A組では,触って理解し,頭で考えることを,B組では,見ることに加え,触って理解することを,それぞれ大切に,授業を行っています。
 高等部では,普通科,音楽科ともに,点字使用者,墨字使用者混合のクラス編成で授業を行っています。
 高等学校に準じた数学教育を行えるよう,普通科、音楽科のそれぞれにおいてカリキュラムを組み,生徒の多様な進路希望に対応できる学力の育成をめざしています。
 普通科では,数学Ⅲまでを履修し,数学系,物理学系などの理工学系に進学した卒業生もいます。




2020/06/04