第52回関東地区盲学校高等部フロアバレーボール大会 準優勝
6月26日、埼玉県川越運動公園総合体育館で、第52回関東地区盲学校高等部フロアバレーボール大会が開催されました。コロナ渦で開催そのものも危ぶまれていましたが、厳重な感染対策をした上で行われました。
参加校は、主管校である埼玉県立特別支援学校塙保己一学園、東京都立八王子盲学校、茨城県立盲学校、本校の4校でした。
本校は1回戦埼玉と対戦しました。第1セットは17-15でセットを取りましたが、第2セット途中で時間制限の50分に達したため、2セット分の総得点で勝敗を決めることになり、25-24の１点差で辛くも勝ち上がることができました。
2試合目は決勝戦で、茨城と対戦。第1、第2セットともに、シーソーゲームを繰り返し、第1セットは13-15、第2セットは14-16、セットカウント0-2で惜しくも敗退し準優勝でした。
コロナ渦のため練習時間がかなり制限されており、十分な練習ができていなかったなかではありますが、生徒たちは大舞台でかなり緊張しながらも、練習の成果を発揮するべく頑張りました。
スポーツを通して人と人とのつながり、努力すること、協力すること、我慢すること、支え合うこと、感謝すること、感染対策をすること等々、真剣勝負へ向かう過程で生徒たちは多くのことを自ら学びあって成長することができました。
２年ぶりの大会でしたが、学生スポーツの意義、コロナ禍の中のスポーツ等、様々なことをあらためて大きく感じさせる大会でした。多くの方々のご支援・ご協力、本当にありがとうございました。
生徒たちは来年こそは関東大会優勝、そして一昨年準優勝だった全国大会での初の日本一へ向けて決意を固めています。
引き続き、生徒たちへのご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
＜試合結果＞
１回戦 vs埼玉 合計２５－２４ 合計得点で勝ち
決勝戦 vs茨城 １３－１５、１４－１６ セットカウント０－２で負け
優勝 茨城県立盲学校
準優勝 筑波大学附属視覚特別支援学校
第３位 埼玉県立特別支援学校塙保己一学園
＜生徒コメント＞
〇主将としてチームを引っ張った、半沢 竜太（高３・主将・前衛）
多くの先生方やサポートしてくださった方々のおかげで準優勝することができました。
一方で優勝を目標に掲げて練習に励んできたので悔しいです。メンバーに入れず残念ながら当日会場に行けなかった選手も何人かいますが、コートで戦えたのは普段の練習でその選手たちがサポートしてくれたからこそでした。当日会場に行けなかったメンバーも含めて、フロアバレー部全員で戦い抜くことができたことを誇りに感じています。３年間フロアバレーをやってきて、全国で優勝することができなかったので、後輩たちにはチームの状況を理解し、自分の実力だけでなく、チーム全体の連携する力を高めて、来年の全国大会で優勝して日本一になってほしいです。
〇後衛のエースとして数多くの得点を決めた、吉備津 蒼太（高３・後衛）
フロアバレーを今まで５年間やってきて、学生最後の大会として優勝目指して頑張ってきましたが、最終的には負けて２位になって悔しいです。しかし、難しい情勢の中で、大会をひらいていただき、参加させてもらったことをとても感謝しています。後輩たちには来年、自分たちができなかった全国優勝をしてほしいです。大会を運営してくださった埼玉の盲学校、バレー部の活動を支援してくださった学校の先生方や保護者の方々、参加した他のチーム、部員のみんなや顧問の先生方、皆さんに本当に感謝しています。
〇守備の要で何度もレシーブしてチームを救った、酒谷 琉偉（理１・後衛）
今回の大会は新型コロナウイルスが流行していて活動自体が少なく、他の練習している学校との差を感じました。しかしながら、感染に注意し、一人ひとりが感染対策をしっかりとやることで、練習や試合ができることもわかりました。もっと他の学校などと練習試合などをしてたくさん経験を積んで、全員で力をつけて、来年こそは一昨年、あと一歩届かなかった全国大会優勝ができるように頑張っていきたいです。
この大会へむけて、厳しい状況の中ではありましたが、練習させていただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
〇初出場ながら速い動きで前衛をリードした、松尾 天聖（針１・前衛）
自分は今年青森から来ました。東北大会とは規模も違って、どのチームもとても強くて、とてもいい経験になりました。しかし、自分自身まだまだ実力不足を感じていた部分もあって、優勝できなかったのは自分にも原因があるので、練習や練習試合などで実力をしっかりとつけて全国大会で優勝できるように頑張ります。
コロナの中ではありますが、それぞれが感染対策をしっかりと意識して行うことで、感染者を出さずに大会に参加できたことはよかったです。
環境を作ってくださった先生方や応援をいただいた方、出場メンバーだけでなく、リザーブや大会に行けなかったみんな、多くの方々がいて、ここまでできたことに本当に感謝しています。来年は自分の力で全国優勝に導けるよう頑張ります。
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