教育目標
理学療法科の歴史
理学療法科は昭和39年に設置され、これまでに約350名の理学療法士を養成してきました。理学療法士の仕事は、視覚障害者に開かれた数少ない医療技術専門職として、視覚障害教育の分野で大いに期待されています。本校理学療法科は、視覚障害者の職業教育における長い歴史と伝統に基づき、有能な理学療法士の養成を目標としています。

理学療法科の教育目標
理学療法科は高等学校卒業後に入学できる3年の職業課程です。
3年間の教育課程において理学療法の基礎知識や技術を習得し、国家試験の受験資格を取得することを目標としています。
また、医療技術の習得だけではなく、社会人そして医療人としての人間形成にも力を入れています。
理学療法科の3つのポリシー
- アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)
専攻科理学療法科は、視覚障害者のための教育機関として教育を通じて、幅広い教養と専門的な職業能力を併せもつ専門職業人を養成し、視覚障害者の社会的自立を図ることを目的としています。更に共生社会の中で活躍し、社会に貢献できる人材の育成を目指しており、本校の入学を希望する者には以下のような資質と能力を備えた人材を求めます。
・基礎学力として知識と理解がある人
・医療の分野に興味を持ち、積極的に学習する意欲がある人
・強い探究心や責任感をもって主体的に行動ができる人
専攻科理学療法科は、推薦入試・一般入試において、学力調査、小論文、集団討議、個人面接、適性検査など、多元的な評価による入学者選抜を実施します。
- カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)
専攻科理学療法科では、理学療法士になるために必要な医学や理学療法学全般について学びます。基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3つの分野を体系的に編成します。教育目標については以下のように定めます。
・人の尊厳を理解し豊かな人間性や倫理感を育成する。
・自他の障害に対する理解をし、社会に還元できる人材を育成する。
・理学療法士として必要な高い専門性を持つ人材を育成する。
・職業人として自主的に行動するための判断力、行動力を育成する。
・社会生活におけるコミュニケーション能力を育成する。
・グローバル社会に対応できる幅広い視野を持つ人材を育成する。
- ディプロマポリシー(卒業認定方針)
専攻科理学療法科は、視覚障害者の教育機関として調和のとれた人間形成を促し、社会に貢献できる人材育成を教育理念としています。教育理念に沿って所定の単位を修得するとともに、以下の要素を身につけた者に卒業を認定します。
・医療、福祉、保健、研究機関等における高度なリハビリテーション医療の分野で、活躍できるための知識や技術の習得
・未来を担う社会人として、地域に貢献できる能力
・他者と共働しながら多様な文化を理解し、広い視野をもって行動できる能力
※こちらから理学療法科の3つのポリシーをPDF形式でダウンロードできます。
[理学療法科の3つのポリシー(PDF版)]
リハビリテーション教育評価機構の認定施設
本校理学療法科は、一般社団法人リハビリテーション教育評価機構の定めるリハビリテーション教育に必要な施設基準およびカリキュラムを提供、実施できる養成施設として認定を受けています。
認定期間2021年4月1日~2026年3月31日の認定証が届きました。
