筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

「東京盲唖学校発祥の地、日本点字制定の地」記念碑

 これは,筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)と同聴覚特別支援学校(聾学校)の同窓会,旧職員,PTAの方々等が「記念碑実行委員会」を結成して「東京盲唖学校発祥の地 日本点字制定の地」記念碑の建立に取り組み,募金を募って建立されたものです。
 同視覚特別支援学校と同聴覚特別支援学校の前身は,1880(明治13)年,この築地に楽善会訓盲院として開校しました。訓盲院はまもなく訓盲唖院となり,文部省の直轄学校となり,1887(明治20)年には東京盲唖学校と改称しました。この東京盲唖学校で1890(明治23)年に日本点字が創られました。2010年は授業開始130年、点字制定120年にもあたっています。
 両校の同窓生,旧職員ら関係者の間には,長年この学校発祥の地に記念碑が欲しいという強い願いがありましたが,この記念すべき年にやっと実現しました。
 石碑は,視覚障害者にもわかりやすく,触って快い大きさと形にこだわって創られています。校舎をイメージした赤御影石にブロンズがはめ込まれ,そのブロンズには学校の形がレリーフになっていて,点字と墨字の年譜が書かれています。この記念碑のデザイン,文字,ブロンズ制作などにあたっては,筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻の方々からの多大な支援がありました。

記念碑の写真

記念碑の所在地


東京都中央区築地4-15-2 市場橋公園内
 最寄り駅 地下鉄日比谷線築地駅or東銀座駅、都営大江戸線築地市場駅

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記念碑への経路

  1. 東京メトロ日比谷線築地駅一番出口から地上に出て築地本願寺正面前に立つ
  2. 前の道路は新大橋通り 左へ進むとすぐに晴海通り(本願寺の敷地の角)なのでここを渡る
  3. 前へ進んで一つ目の信号が市場橋公園 歩道を直進し、右へ向き、新大橋通りを渡ると築地市場の駐車場に突き当たる。駐車場フェンスに沿った歩道を100メートルで市場橋公園に着く。入り口から続く花壇に沿って5,6メートル歩くと隣接する保育園との通路右角に記念碑がある。


2011/03/10