このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
校長室から
挑戦の先に広がる学び ― トビタテ!留学JAPANを通して―
新年早々、本校高等部普通科2年生の生徒3名が、文部科学省事業「トビタテ!留学JAPAN」の制度を利用し、1/9(金)から1/23(金)の15日間タイ・ハジャイ盲学校等に留学しました。異文化の地での文化交流という大きな挑戦に、学校としても大きな期待を寄せて送り出しました。
現地では、インクルーシブ校における授業への参加や、スポーツ交流、地域散策など、机上の学びだけでは得られない、実体験を伴う交流が行われました。本事業を通して、「挑戦する力」や「コミュニケーション力」が育まれることを、校長としても大いに期待していたところです。
渡航にあたり、日本からのお土産として、南部鉄器の富士山型の風鈴、赤富士柄の手ぬぐい、そして高等部2年生の修学旅行先である沖縄の銘菓「ちんすこう」を、先方の校長先生へ手渡すよう生徒たちに託しました。
日本文化や本校の学びを、自分たちの言葉で伝えることも、今回の交流の大切な一部と考えたからです。
留学において、生徒の一人が次のようにコメントしています。

「お客さんではなく、学校の生徒として受け入れていただき、旅行では経験できない様々なことを体験させていただいたことに感謝しています。」
この言葉に、今回の留学の本質が凝縮されていると感じました。相手の中に入り、共に学び、共に過ごす。その経験こそが、生徒の視野を大きく広げたのだと思います。
予想を上回る生徒たちの感想に触れ、こうした国際交流の機会がいかに大切であるかを、改めて実感しました。
今後も学校として、生徒一人一人が挑戦し、成長できる学びの場を大切にしていきたいと考えています。
令和8年1月30日 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 森田 浩司
校長室から バックナンバー
以前の校長室からはこちらからご覧いただけます。
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2025年 4月18日「新しい生活のスタートで学んだ “生きる力” 〜地域とともに、生徒たちとともに〜」
2025年 5月7日「地域に支えられて~放課後等デイサービス事業所との連携~」
2025年 5月23日「理学療法科の授業に協力して:社会に生きる力を育む実践の場」
2025年 6月2日「地元・大阪で輝いたその一蹴——ブラインドサッカー国際大会 優勝の報告」
2025年 6月23日「沖縄慰霊の日に寄せて ~平和を考える給食時間~」
2025年 7月7日「理学療法士国家試験における合理的配慮について ~視覚障害のある受験生のために~」
2025年 7月25日「足元の自然に耳をすませて~飯盛山登山に代わる自然観察から~」
2025年 8月5日「自立へつながるキャンパス体験~「支援を受ける側」から「支援を活かす側」へ~」
2025年 8月21日「視覚障害教育への熱きまなざし ~ それぞれの夏季研修の始まり ~」
2025年 9月2日「「準備は裏切らない!」——全国大会 優勝、そして次の挑戦へ!」
2025年 9月25日「音楽に込めた想い ―音楽科3年生の挑戦」
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2025年 10月29日「あふれる二人羽織 ~視覚障害教育の基本~」
2025年 11月4日「からだを診る、こころにふれる ―ALSの方々との出会いから学ぶ―」
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2025年 12月9日「31人の世界が並んだ日 ~ 一日だけの作品展 ~」
2025年 12月22日「未来の理療師~養成施設との連携が拓く理療教育~」
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