このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
校長室から
全国につながる支援の輪 ― センターオブセンターとしての役割とは―
本校では、このたびロクシタンジャポン株式会社の社会貢献事業をおつなぎする機会をいただきました。同社は創設50周年を機に社会貢献活動を一層推進されており、その取組の一環として視覚障害者への支援を進められています。今回の御縁を通して、改めて本校の果たす役割について考える機会となりました。
先日、本校を会場として、全国盲学校退職校長会の会長・事務局長とロクシタンジャポンの担当者との懇談の場を設けました。視覚障害への理解啓発や今後の支援の在り方について意見交換を行い、大変有意義な時間となりました。
さらに、全国盲学校退職校長会の先生方は、現在も大学教授や視覚障害関係施設の施設長など、それぞれの立場で活躍されています。そのため、このつながりは、学校教育だけではなく、中途失明者や社会人の視覚障害者への支援へと広がっていく可能性を秘めています。
振り返ってみると、ロクシタンジャポンとの取組は本校だけで完結するものではありませんでした。本校で始まった子供たちとの取組が全国盲学校長会へとつながり、全国の盲学校へ。各盲学校で学ぶ子供たちへと広がっていきました。
本校は、「センターオブセンター」として全国の視覚障害教育を支える役割を担っています。研究や研修だけではなく、人と人、学校と学校、そして企業や地域社会を結び、新たな支援の輪を生み出していくことも、その重要であると改めて実感いたしました。
今回、ロクシタンジャポン様の社会貢献への思いが、本校を起点として全国の盲学校や視覚障害者支援へとつながる可能性を感じられたことは、私にとって大きな喜びでした。
これからも本校は、多くの方々とのつながりを大切にしながら、視覚障害教育の専門性を全国へ発信し、子供たち、そして視覚障害のある方々のより豊かな生活につながる取組を積み重ねてまいります。
令和8年7月27日 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 森田 浩司

