このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
校長室から
31人の世界が並んだ日 ~ 一日だけの作品展 ~
小学部では、保護者参観日に合わせて「1日限りの作品展」を開催いたしました。
本来であれば、令和7年度東京都特別支援学校総合文化祭への出展を予定しておりましたが、今年度は日程が合わず、本校での特別な展示となりました。
短い期間ではありましたが、31人の子どもたちがつくり上げた作品が一堂に並び、温かい空間が広がりました。
展示された作品には、ねんどを使った造形、時計を題材にした装飾作品、紙工作による立体的な表現など、実に多彩なものが見られました。
どの作品も、触って感じる素材感や質感、模様の工夫など、細部にまで子どもたちのこだわりが感じられ、表現の豊かさに思わず目を引かれました。
素材を選び、手で確かめ、配置や向きを試しながら仕上げていったプロセスが想像され、見ているこちらまで心が温かくなるような展示となっていたと思います。
1日限りの作品展ではありましたが、保護者の皆様には、日頃の学習の積み重ねや、お子様の成長の姿を直接感じていただく貴重な機会となったように思います。
これからも子どもたちが自分らしく表現し、その成果が誰かに届く場を大切にしてまいります。
令和7年12月9日 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 森田 浩司

