筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

 このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。


校長室から

視覚障害教育への熱きまなざし ~ それぞれの夏季研修の始まり ~

 夏季休業に入った途端、校内の空気が一変しました。生徒の元気な声が少し静まった代わりに、研修に訪れた先生方の熱気と、視覚障害教育に向けた真剣なまなざしが、学校のあちこちに満ちていました。

 本校は、視覚障害教育を専門とする唯一の国立の学校として、全国の教育の質の向上に寄与することを使命としています。その一環として、夏のこの時期、多くの専門研修会を開催しています。


 今年も、歩行指導者研修をはじめ、算数・数学、保健体育、社会、理科、そして寄宿舎に関する分野まで、多岐にわたるプログラムが実施されました。

 連日、熱中症アラートが発令されるほどの厳しい暑さが続く中でしたが、本校を訪れた先生方は、学ぶ姿勢を崩すことなく、視覚に障害のある子どもたちの未来を見据えて、熱心に実践に取り組んでいました。その姿からは、「暑さ」を上回る「熱さ」――視覚障害教育にかける情熱が、ひしひしと伝わってきました。

 本校としても、その想いに応えるべく、研修の企画・運営に力を注いでおります。こうした出会いや学びの機会を通して、全国の教育現場がさらに豊かに、そしてより一人一人の子どもたちに寄り添ったものになっていくことを願っています。

 これからも本校は、視覚障害教育をリードする存在として、知識と実践を広く共有し、多くのつながりを大切にしてまいります。


令和7年8月21日 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 森田 浩司

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2025/8/21