筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

 このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。


8月の校長室から

 「8月の校長室から」にアクセスくださり、ありがとうございます。
 全国的に連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
 学校は夏休み真っ只中です。4年ぶりの行動制限のない夏休みということで、家族や友達と出かけたり、自身の関心事に時間を費やしたり、思い思いの時間を過ごしていることと思います。一方、子どもたちの声、歌声や点字音が聞こえてこない校舎・寄宿舎は閑散としており、寂しさを感じます。改めて学校の主役は子どもたちだということを実感しています。自宅では規則正しく過ごしているだろうか、夏休みにしかできないことに挑戦しているだろうか、怪我や病気などしていないだろうか等、先生方にとって気になるところです。
 さて、この時期の先生方の過ごし方ですが、研修会や研究会に参加し、知識・技能のアップデートをして視覚障害教育の専門性の維持・向上に努めています。よく「学校の先生は長い夏休みが合っていいよね」と言われますが、大きな誤解です。難しい話になりますが、法令上も「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。」とあり、夏休みだからこそ集中してできる大切な仕事の一つなのです。
 先週だけでも、
  歩行指導者研修会、
  視覚障害教科教育研究会、
  全日本盲学校教育研究会、
  全国盲学校普通教育連絡協議会、
  全国盲学校理学療法教育研究会、
  幼稚部ミニ講座、
  視覚障害者スポーツ研修会
 などが開催されました。枚挙にいとまがありません。8月もまだまだ続きます。さらに文部科学省の業務への協力や外部からの講師等の依頼も多く、本校の先生方は本当に忙しい時期を迎えています。全ては幼児児童生徒のためとはいえ、管理職の立場としては、しっかり休暇もとって心身ともに英気を養っていただきたいところです。
 本校の始業は8月30日です。幼児児童生徒の皆さんは夏休みの思い出や宿題をもって元気よく登校し、先生方は「おかえり!」と笑顔で出迎える。そんな始業日になることを願っています。
 お読みになってくださっているみなさん、健康に有意義な夏をお過ごしください。

令和5年8月1日
筑波大学附属視覚特別支援学校
校長 青木 隆一

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2023/8/2