視覚障害に配慮した算数・数学教育に関する研修会
この度、東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、今年度も筑波大学附属視覚特別支援学校数学科主催で、8月に研修会を行います。一昨年までの過去3年間は、科学技術振興機構(JST)の「理数系教員指導力向上研修」に申請し、補助をいただきながら行ってきました。昨年度からはその募集が中止されており、補助が出なくなりましたが、毎年続けてきたものなので、今年度も継続して行うことにいたしました。
以下に概要を記載いたしますので、ご一読いただき、一人でも多くの方にご参加いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
概要
- テーマ 「数学のワークショップ作り」
視覚に障害のある児童・生徒に対して、算数・数学を指導する上で、概念や操作などが表面的なものにならないようにしなくてはなりません。そのためにも、イメージをもてるような指導が求められます。今回は、視覚障害に配慮した数学のワークショップを作る、実践的な内容にいたしました。数学的な題材の検討、視覚障害に配慮した教材や流れの検討、ワークショップの実践、そして見直しを行います。児童・生徒が算数・数学のイメージをしっかり持てることに重きをおきますので、イメージに関する講演も予定しております。
この研修会で作り上げたワークショップを、各地で行われている「科学へジャンプ」などで、取り入れていただけることを期待しています。
- 日程 平成23年8月4日(木)〜5日(金)
4日(木)
9:30 受付開始
10:00〜10:20 研修会の主旨説明・講師および参加者の自己紹介
10:20〜12:00 ワークショップの立案(数学の題材と教材の検討)
12:00〜13:30 昼食
13:30〜15:00 ワークショップの作成
15:15〜16:45 講演「数学のイメージ」
講師:大学評価・学位授与機構 岡本和夫先生
※4日の夜、講師の先生を交えた懇親会を予定しており、多くの方にご参加いただきたく思っています。懇親会に参加をご希望の方は、参加申し込みの際にお伝えください。
5日(金)
9:00〜10:30 ワークショップ1の実践
10:40〜12:10 ワークショップ2の実践
12:10〜13:20 昼食
13:20〜15:20 ワークショップ1・2についての見直し
15:30〜16:00 まとめ
- 主な内容
(1)1日目
午前 ワークショップの立案
ワークショップの題材として、視覚に障害のある中高生が楽しめるような数学の題材を出し合い、2つに絞ります。1つの内容が90分で行えるように、目標と内容の整理を行い、教材の検討を行えればと考えています。
午後1 ワークショップの作成
中学生向け・高校生向けのワークショップをグループで作成します。特に流れや教材のわかりやすさなどの検討に力を入れたいと考えています。
午後2 講演
算数・数学をの学習では、文字や数だけの処理だけにならないようにしなくてはなりません。意味を考えながら操作や思考を進められるようにしなくてはなりません。そこで、算数・数学のイメージの重要性について、大学評価・学位授与機構の岡本和夫先生に講演をお願いしています。
(2)2日目
午前 ワークショップの実践
中学生(前半)・高校生(後半)を対象に、実際に90分のワークショップをそれぞれ行います。全員で役割を分担し、指導者・サポート・記録などを担当していただきます。
午後 ワークショップの再検討およびまとめの時間
午前の実践を元に、課題を整理して、今後の実践に向けて、シラバスと教材を仕上げます。
- 場所 筑波大学附属視覚特別支援学校265・420会議室 (東京都文京区目白台3−27−6)
- 参加費 500円
※今回はJST等の他機関の補助はありませんので、交通費宿泊費などは自己負担となります。
- 定員 20名
- 申込み締切 平成23年7月25日(月)
- 申込み・問い合わせ先
〒112-0015 東京都文京区目白台3−27−6
筑波大学附属視覚特別支援学校 (担当:内田智也)
電話:03-3943-5423 FAX:03-3943-5410 Email:uchida@nsfb.tsukuba.ac.jp

