筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

高等部 クラブ紹介(2024年3月現在)

1 フロアバレーボール部

 フロアバレーボールとは、視覚に障害のある人でも楽しめるバレーボールです。
 一般のバレーボールとは違い、ボールはネットの下を通しプレイします。弱視の人が見やすいように、床とのコントラストがはっきりする白いボールを使います。コートの広さは一般のバレーボールと同じです。前衛の全盲プレイヤー・後衛の弱視プレイヤーが役割を分担するので、チームメイトは適切なコミュニケーションをとらなくてはなりません。相手チームの戦略に対応して臨機応変に攻撃や守備のパターンを変え試合をします。力だけでなく頭を使って勝つための戦略を考えるところが魅力です。
 6月下旬〜7月上旬にかけて行われている関東地区盲学校フロアバレーボール大会に優勝すると、2017年度から始まった全国盲学校フロアバレーボール大会に参加できます。
日々、チーム力の向上に向けて練習を続けています。

フロアバレーボール部

2  陸上部

 陸上部は体力づくり・競技技術の向上・人間的な成長など、個人としても部活としても目標を持って活動に取り組んでいます。主な活動内容としては、走・跳・投の各種目を体験し、1年に2回の貴重な大会に向けてそれぞれが出場種目を決め、個々にあった練習に励んでいます。陸上競技は個人種目が多いですが、部活では全員が一つとなって走る楽しさを共有したり応援しあったりして、みんなで達成感を味わうことができます。

陸上部

3 卓球部

 サウンドテーブルテニス(STT)という、視覚障害者向けの卓球の練習をしています。使用するものとして一般的な卓球のボールの中に4個の小さな金属球が入っていて、音が鳴るようになっています。ラバーのついていないラケットを使い、音を頼りにネットの下を通して打ち合います。
 関東地区盲学校卓球大会や全国障害者スポーツ大会などがあり、それらの大会でよい成績を収められるよう、日々卓球以外にも校内での筋力トレーニングや校外でのウォーキングなど、工夫をこらして練習を行っています。大会での優勝目指して全力投球ではなく、全力打球!

卓球部

2024/3/12