このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長・柿澤敏文より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
筑波大学附属視覚特別支援学校 学校長 柿澤 敏文
新しい年を迎えて
平成30年(2018年)を迎え、早や1カ月がたちました。1月10日から平成30年の授業がスタートし、幼児児童生徒たちの明るく元気な声が校舎いっぱいに広がっています。入試や国家試験など、進路実現のための重要な関門がこの時期詰まっており、それぞれの夢が叶うように、希望が実現するために、目標を達成するために、幼児児童生徒が真剣に取り組んでいます。
さて、本校は、筑波大学附属学校教育局が掲げた中期目標のひとつである「社会の要請に基づく、国際的視野をもった基礎学力の修得や生涯学習体系の基礎モデルとなる先導的な初等・中等教育拠点を形成する」ために、将来構想の基本方針として、三つの拠点構想:「先導的教育拠点」・「教師教育拠点」・「国際教育拠点」に基づいた様々な教育活動・研究活動を行い、その成果を国内外に積極的に発信しています。今回はこれら三つの拠点構想のうち、「国際教育拠点」に関わる昨年4月からの活動を紹介いたします。
①オハイオ州立大学からの学校見学の受け入れ 4月
②スウェーデンの高校生徒の交換留学受け入れ 4月の5日間
③スリランカからの研修生の受け入れ 5月の4日間
④インドネシア教育大学からの学校見学40名受入れ 5月
⑤アリゾナ大学障害及び心理教育学部からの学校見学の受入れ 7月
⑥韓国視覚障害者連合会からの学校見学40名の受入れ 7月
⑦トビタテ留学JAPAN チェコに高等部4名留学 9月
⑧NPO法人アフガニスタンスタッフ・日本人スタッフ8名の受入れ 9月
⑨ドバイ2017 アジアユースパラ競技大会日本代表選手 高等部2年 100m走 優勝、走り幅跳び 優勝 12月
⑩オンキヨー世界点字作文コンクール 専攻科2年 優秀賞 12月
⑪JICA 研修生(アフガニスタン・フィジー・ケニア・レソト・モンゴル・ミャンマー・パラオ・サモア・ソロモン諸島・ベトナム)12 名受け入れ 12月
⑫タイ・バンコク盲学校へ高等部4名訪問 12月
このほか、9月には、筑波大学と本校が支援するインドの視覚障害者施設への安倍昭恵首相夫人によるご訪問もありました(www.gakko.otsuka.tsukuba.ac.jp/?p=8935)。
今年も世界各国へ、また各国から、たくさんの教育活動・研究活動を通した交流を積極的に進めたいと願っています。どうぞご指導、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
第14回視覚障害教育研究協議会を2月17日(土)に開催します。大勢の皆様のご参加をお待ちしております。