筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

日本訓盲点字翻案完成苦心のあと




  1. 石川倉次始め奥村三策、遠山邦太郎、室井孫四郎、伊藤文吉らのそれぞれの案と、苦心協議の経過の記録が数十枚残っている。(明治22年〜明治23年)
  2. 日本最初の点字文。明治22年小林新吉が書いたもの。ローマ字で書かれている。
  3. 明治24年点字。英国式点字盤で書いたらしい。明治24年11月皇后陛下行啓の時、御前で石川教諭の読み上げたものを清水キミ女が聴き取り写したもの。拗音、促音がなく、マスあけが現在と異なっている。助詞の「を」は現在と同じく「お」の下がりを用いている。
  4. 明治25年点字。英国式点字盤で書いたらしい。内容は卒業式謝辞。
  5. 明治33年点字。国産点字盤で書いたらしい。行をまたぐ場合は、行の初めに符号を打っている。数字は現在と異なり下げて書かれている。


2025/1/17