筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

音楽科 沿革、指導方針


沿革

 創立以来130年以上の歴史をもつ本音楽科は、全国でも数少ない視覚障害者の音楽の専門教育機関として、優れた環境のもと音楽の基礎から専門まで幅広く丁寧な指導をおこなっています。指導内容としては、創立当初の邦楽(箏曲)に加えて昭和26(1951)年度には洋楽コースが設置され、多くの生徒が巣立っています。
 また、専攻科音楽科については、生涯学習的な教育の場としての役割を果たすべく平成9(1997)年度より入学者の年齢制限を撤廃しました。
 さらに平成13(2001)年度から新カリキュラムの施行に伴い、「音楽福祉概論」など5つの音楽関連科目を新たに開講しました。音楽を専門的に勉強する生徒の実技指導はもとより、音楽を通じての社会との関わり、趣味・教養としての音楽など、音楽について広く学ぶ希望をもつ生徒に対する学習の場としての一層の充実をめざします。


指導方針

 高等部音楽科においては、音楽高等学校に準じた専門教育を行っています。
 また、高等部音楽科、専攻科音楽科のいずれにおいても、音楽を通じて社会に貢献するために必要な感性、知識、技能、態度、習慣を身につけさせ、また、生徒一人一人の個性を尊重し、人間として調和のとれた発達をはかり広い視野に立った有能な社会の一員を育てることをめざしています。





2020/06/04