筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

(3)年間行事

 年間を通して多くの行事を実施し、それぞれにおいて生徒の主体的な関わりをはかっています。


 4月  生徒会新入生歓迎会
 5月  遠足(1年生)
 6月  前期中間試験
 7月  文化祭 
 9月  前期期末試験
10月  秋学校(1年生)
11月  後期中間試験  修学旅行(2年生)
12月  卒業試験  東京学芸大学附属高校との交歓会
 2月  学年末試験
 3月  生徒会送別会  社会見学(1・2年生)

①高等部1年夏季学校
 高等部1年の10月に、埼玉県のげんきプラザで2泊3日の秋学校を行っています。
 プログラムの詳細は、生徒が話し合って決めるので年によってさまざまですが、ハイキング・野外炊飯・キャンプファイヤーなどを行います。現地の自然観察ボランティアの方にもご協力いただくこともあり、山や川などの自然を自分の感覚で感じる体験ができます。
 秋学校でのプログラムを話し合い、それを実行すること、3日間、クラスメイトと寝食を共にすることなどを通し、クラスの絆が深まっていきます。

②高等部2年修学旅行
 高等部2年の11月に、3泊4日で沖縄に修学旅行に行きます。沖縄のどの地域で活動をするのか、どのような体験をするのかについては、クラスで話し合って決めていきます。
 これまでの活動では、沖縄南部の戦跡や平和祈念公園の訪問などを通した平和学習、沖縄料理づくりやエイサーなどの沖縄文化に関する体験、カヤックやサンゴの養殖体験などの自然体験、視覚障害に配慮された博物館や水族館での学習などを行っています。
 約1年をかけた活動内容の検討や、文献や音声・映像などを用いての沖縄に関する知見を深める活動などを継続的に行った上で、現地での活動や人との交流を経験することは深い学びにつながります。

③文化祭
 7月に各クラス、文化系クラブ、有志団体の舞台発表や展示を行っています。舞台発表では、発表内容の決定、役割分担、照明のタイミングなど、細かなことまで生徒が主体的に話し合って考えていきます。高等部全体で企画・運営する一番大きな行事です。

④社会見学
 1年生と2年生の修了式の直前に、社会見学を行っています。社会見学についても、日帰りで行ける範囲ということや、おおまかな予算などの条件はあるものの、行き先や活動内容から決めていきます。
 行き先としては、大使館、ラジオ局、新聞社、博物館、裁判所などがあります。事前に訪問先へお願いをすることで、視覚に障害があっても、さまざまな社会のしくみや文化をわかりやすく学んだり体験したりできる行事です。