ほけんだより2月号 令和6年2月3日  筑波大学附属視覚特別支援学校  毎日寒い日が続いていますね。暦の上では「節分」から「立春」と春をむかえる頃ですが、一般的には1月下旬から2月にかけて最も寒くなる時季とされています。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの対策のために、防寒対策と「手洗い・うがい」等の感染予防対策を、毎日続けましょう。    寒い冬を乗り切るための防寒対策!  寒い日はひと工夫すると冷えから体を守ることができます。しっかり防寒対策して寒い冬を乗り越えましょう! @ 下着を着る。 →温度を保つ効果があります。 A 素材のちがう服を重ねて着る。 →布の編み目の大きさがちがうので、空気を通しにくくなります。 B そでや首元がとじたものを着る。 →外に空気をにがしません。 C 3つの首(首・手首・足首)を温める。 →マフラーや手袋、レッグウォーマー等で温めると、体が温まりやすくなります。     かゆくてヒリヒリ、しもやけに注意!  手・足の指先、ときには鼻の先や耳たぶなどが赤くはれ、痒みや痛みが出る皮ふのトラブルの「しもやけ」。きびしい寒さでなりやすいイメージがありますが、実は冬の初めごろ・終わりごろにも起こりやすいのです。しもやけ対策は予防が大切です。以下のようなことに気を付けてみてくださいね! @ 寒い中で手や足をぬれたままにしない。 A 冷えないようにくつ下や手袋を使う。 B きついくつ、ゆるいくつをさける。 C 好き嫌いをしない。(たんぱく質をとる。)                         怒りを上手にコントロールしましょう! 「怒り」ってどんな感情…?  イライラして不快な気分になったり、怒りが爆発して人に当たってしまったり…なんて 経験はありませんか? 怒りという感情は自分の体や心に大きなダメージを与えるうえに、周りの人に とって もマイナスとなることが多いのです。  しかし、怒りという感情が人間に備わっているということは、必要な感情であるということ。 イライラしたり、感情的になったりすることは、人間にとって自然なことであり、悪い感情ではありません。怒りは時に自分を守るための自己防衛反応となり、時に向上心を高めるエネルギーになることもあります 。  怒りは扱いが難しい感情ですが、とても大切なものです  友達と関わる中で、嫌なことを言われたりして、怒りがわいてくることがあるかもしれません。怒りはうまく表現できないと、友達との関係が悪くなったり、自分を責めて自信をなくしたりします。でも、怒りは悪い感情ではなく、あなたを守る大切なものです。  怒りの奥にある本当の気持ちを考えてみよう  怒りは二次感情とも呼ばれます。「本当の気持ち」の後から現れ、その気持ちを見ないようにさせることがあるからです。「本当の気持ち」とは、多くの場合「自分は大切にされていない」「期待が裏切られた」という“悲しみ”です。でも、怒りがわかなければ、自分のことを「大切にされなくても良い存在」だと思っているようなもの。だから、怒りは否定しなくても大丈夫。あなたはきっと、「本当の気持ち」をわかってほしかっただけではないでしょうか。    本当の気持ちを伝えてみよう  相手に「本当の気持ち」を伝えるときのポイントは、「落ち着いてから、“私”メッセ―ジで」。「私はあの言葉に傷ついた」のように、自分を主語にして冷静に伝えてみましょう。すると、相手も落ち着いて聞きやすくなります。お互いの気持ちを理解できれば、前よりも自分も相手も好きになれるかもしれません。  怒りにとらわれないコツ  コツ@ 人に話そう!  感情や出来事を整理して言葉にすると、怒りを客観視しやすくなります。誰かに聴いてもらえば、安心できて前向きな気持ちになれますよ。  コツ? 頭から離す!  私たちは2つのことを同時に考えられません。深呼吸や運動をしたり、趣味の世界に没頭するなど、1つのことに集中すれば自然と怒りが頭から離れます。 (担当)養護教諭 小菅貴子・大越美穂                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  (担当)養護教諭  小菅 貴子・大越 美穂