ほけんだより6月号 令和6年6月3日  筑波大学附属視覚特別支援学校 保健室 6月に入りました。梅雨の季節がやってきます。温度、湿度ともに高くなり、また天気が変わりやすいこの時期は体調を崩しやすい時期でもあります。晴れると夏のような暑さになり、曇りや雨の日は肌寒く感じます。その日の気候に合わせて衣服を調節しましょう。  6月4日から6月10日は歯と口の健康週間  5月23日に歯科検診がありました。むし歯や歯周病が見つかった人もいるかもしれません。健康な歯と口のためには、歯みがきが大切です。この機会に改めて自分の歯のみがき方を見直してみましょう。  治療勧告書をもらった人は早めに受診しましょう。   むし歯になりやすい場所をていねいに磨きましょう  歯と歯ぐきの境目  奥歯のみぞ  歯と歯の間  歯並びがでこぼこしている場所    歯に「ない」ものは?  答えは・・・「再生」する力です。髪や爪は切ってもまた伸びてきます。肌も少しのケガなら何日か経てば治ります。歯は、乳歯が抜けると永久歯が生えてきます。人間の歯が生え変わるのはその1回だけで、虫歯になったところを削ったり、けがで欠けてしまったりすると、その歯は自力で治ったり生え変わったりすることはありません。一生のパートナーとなる歯、ずっと一緒にいられるよう大切にしましょう。     歯周病は歯を失う原因bPとも言われます。でも歯周病にならないための2つの技があります。   技1 毎日の歯みがきで歯垢をきちんと落とす     磨き残しが多い場所を丁寧に、歯ブラシはこきざみに動かす  技2 定期的にプロに見てもらう     定期的に歯科医院で汚れを落としてもらいましょう    「ハンカチでふく」までが手洗いです  感染症対策で手洗いがしっかりと身についたのではないでしょうか・・・。石鹸をつけて正しい洗い方で手を洗っても、そのあと手をぶらぶらさせたり、洋服で拭いたりしてあとは自然乾燥・・・なんてことはしていませんか?手が濡れたままだとばい菌がつきやすくなりまたすぐにばい菌だらけになったり、洋服で拭くと洋服についているばい菌が手に移るだけでなく手の水分をきれいに拭き取れません。   毎日清潔なハンカチ(タオル)を持ってくるようにしましょう!    ジメジメした日も熱中症にご用心  熱中症は、気温が高く太陽が照りつける日に起こるというイメージがあるかもしれません。しかし、ジメジメとした湿度が高い日も熱中症の危険が高まります。6月は暑くなる日が多くなるうえに、梅雨でジメジメする時期です。 スポーツや屋外活動をするときは、気温だけでなく湿度もチェックし、水筒を用意するなどして水分補給や休憩など基本の熱中症対策を徹底しましょう。  養護教諭 大越 美穂・小菅 貴子