令和5年3月1日 筑波大学附属視覚特別支援学校  3月になりました。2月中旬より日差しが暖かく感じられる日もあり、少しずつ春が近付いてきていますね。しかし、まだ季節の変わり目です。 一時的に寒さが戻ってきたり、急に暖かくなったり、日によって変わりますので、衣服の調節を上手に行い、体調管理に気を付けて過ごしてください。  体調管理に注意しよう!  3月に入り、ようやく日差しが少し暖かく感じられますね。でも、この時期はまだ季節の変わり目です。「寒の戻り」という言葉も ありますが、一時的にでも寒さが急に戻ってくることもあるので要注意。「今日は暖かい」と思っても、マフラーや帽子などの防寒具、 重ね着しやすいやや薄めのコートなどはもうしばらく片づけず、すぐ 使えるようにしておくと安心です。  4月からの新生活を控え、年度の締めくくりとよいスタートを切るための準備の時期でもあります。最も大切なのは、やはり心身の健康 です。体調をくずさないように気を付けて過ごしましょう。    三寒四温(さんかんしおん)に気をつけましょう 「三寒四温」という言葉を聞いたことがありますか?「三寒四温」とは、寒い日が三日くらい続くと、その後、四日間ほどは暖かくなるという天候の リズムをさす言葉です。  もともと、中国・ 東北方面や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉でしたが、日本では、春に気候がだんだん暖かくなるという意味にも用いられます。 寒くなったり、暖かくなったりを繰り返す時期なので、ベストやカーディガンなど脱ぎ着しやすい衣服で、体温調節をすることが大切です。不安定な 天候の時期を元気に乗り切りましょう!      不安を感じるとき、どうしていますか?  人の悩みのほとんどは、人間関係、コミュニケーションの悩み、社会生活の悩みです。悩みは人との関わりによって起こっていることが多いです。 なので、家にこもって悩んでいても、解決することは難しいです。 ●不安を減らすためには?  不安になるのは、必ず「ピンチの状態」「困った状態」のときです。そこから「早く行動して脱出しなさい!」というのが、不安の生物学的な意味 合いです。ですから何もしないで、放置すればするほど、不安は強まります。「どうしよう、どうしよう」と悩み続けるほど、不安は強まるのです。 思考停止のループに入ることです。行動を起こさない限り、いくら悩んでも絶対に問題が解決されることはありません。ですから、不安を消すために、 「行動する」ことです。 @ 話をする 「誰かに相談する」「カウンセリングを受ける」というのも「話す」ことです。友達とのおしゃべりでもストレス発散できます。雑談することによって 人間関係を深めることができます。 A 悩みを書く  自分の悩みを書き出すだけで、ストレスが吐き出されます。また、頭の中が整理され、悩みがハッキリして、間違った考え方や感情に気付き、修正する 手がかりになります。毎日、日記をつけることもオススメです。 B 体を動かす  不安というのは、「何かをしなさい!」というエネルギーなので、全力で何かに取り組めば軽減、解消しやすいのです。  その最も良い例が、「運動」です。運動をすればセロトニンが活性化し、ノルアドレナリンを正常化したり、脳内を鎮静し、リラックスさせ、ネガティブ な感情を消し去ってくれます。  悩みは、誰もがもっているのが普通です。その悩みに対する解消法を知り、ストレスが減れば、人生が楽に生きられるようになります。ストレスフリーな 生き方を目指していきましょう。    気になる耳の症状…早めに耳鼻科を受診しましょう!  突発性難聴とは、あるとき突然、片耳だけが難聴になる病気です。  発症したことがはっきりとわかるほど、聞こえ方には強い違和感が生じます。まったく聞こえなくなったり、耳が詰まった感じになり、声が頭の中で響いたり、 耳鳴りやめまいを伴う場合もあります。20〜60代で発症することが多く、年間3万〜4万人が発症するといわれています。  誰もが突然かかる可能性がある、決して珍しくない病気です。症状の程度にもよりますが、発症後1週間以内に受診して、1〜2週間ほど薬を飲めば、おおむね 治ると言われています。症状が出たら、早めに耳鼻科を受診しましょう!   (担当)養護教諭  小菅 貴子・大越 美穂