筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

 このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。


6月の校長室から

プールの様子
 早くも梅雨が明け、6月とは思えないような暑さの日が続いています。プールも既に始まっています。例年は、“梅雨寒”で、あちこちから「さむーい!」という子どもたちの声が聞こえてきますが、今年度は、あまりの暑さで、「気持ち良い」プールとなっています。水温が低いというだけで、プールに対する抵抗感が生じてしまう子どもたちもいますので、温水プールのような水温で取り組むことができることを嬉しく思っています。



 小学部の各学年、中学部の生物でカイコを育ててきました。もう、ほとんどがまゆになったのですが、カイコを見たり、触ったりしている時の反応が、それぞれの年齢に応じて、そして興味や関心、経験等によってもまちまちです。「カイコが手の平にのってきた、逆さまにしても落ちないよ。」、「いっぱいの足がはりついてくる感じだね。」、「桑の葉を食べているときの音が大きい!」など、口々に気付いたことを楽しそうに話している子どもたち、でも、最初からこのような反応だったわけではありません。
 視覚に障害がある子どもたちは、幼少期から触ることに抵抗感がなく、上手に触ることができるかというと、そうではなく、むしろ、視覚で十分確認できないために、触ることを怖がったり、嫌がったりする子どももいます。こうした反応は当然だと受け止め、無理強いしないようにしています。子どもの手の上に教員の手の平を載せて、上から触らせようとするのではなく、教員の手の上に、子どもの手を載せて、一緒に触るようにします。手を動かして、触察するうちに、子どもの指に触れることがあるかもしれませんし、自分から触わろうとするかもしれません。子どもたちの持っている「なんだろう?」、「どうなっているのかな?」といった知的好奇心の育ちを大切にしたいと思っています。
 小学部1年生のつぶやきが、教室の前の壁面に掲示されていました。
 「カイコさん」
 パリパリ パリパリ
 ひとりぼっちじゃ さみしそう
 むしゃむしゃ むしゃむしゃ
 ぱくぱく ぱくぱく
 おおきくなあれ!

令和4年6月28日
 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長  星 祐子

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2022/6/28