このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
5月の校長室から
風薫る季節となりました。爽やかを通り越して、夏のような日が続いています。
今月は、ゴールデンウィーク明けから各学部科で、さまざまな行事を行っています。中学部3年生は、念願の修学旅行、生徒たちの希望で京都へ。修学旅行ならではの体験を重視した内容で、充実した印象深い修学旅行となったことが、生徒たちの「楽しかった、なんと言っても川下りが最高でした。」、「近代美術館で私たちのために設定してくださったワークショップが今までにない体験でした。」といった感想や満足気な表情から見て取れました。修学旅行の様子については、以下の教育活動のページをどうぞご覧ください。
https://www.nsfb.tsukuba.ac.jp/activity/edu-activity2022-1.html
理学療法科の3年生は、5月末から7月末まで、約2か月間、臨床実習に出かけます。理学療法科の生徒たちは、、
理学療法士の国家試験合格を目指して、3年間のカリキュラムの下、勉学に励んでいます。生徒たちは、座学で学び得た知識を臨床実習の場で、再確認したり、新たな知識を吸収したりすることになります。
今年度は、筑波大学附属病院を始めとする病院や介護老人保健施設や特別養護老人ホーム等で実習をさせていただくことになりましたが、先日、ご指導いただく実習先の関係者の皆さんと会議にて、打ち合わせを行いました。コロナ禍で大変な状況にある中で、実習の場を提供いただくことに心からお礼申し上げます。生徒たちには、理学療法士の卵としてたくさんのことを学び、吸収してほしいと願っています。
また、5月21日(土)には、フロアバレーボール審判研修会を実施しました。東北から九州まで、全国の視覚特別支援学校(盲学校)から30名程の方に参加いただき、埼玉県立特別支援学校塙保己一学園、茨城県立盲学校、本校生徒、OBの皆さんの協力を得て、試合を行いながら、実践的な内容で研修を行ないました。2年間程、各地のスポーツ大会がほとんど中止となる中で、安全への配慮とルールを確認しておくことの必要性から実施したものです。
久しぶりの対外試合、生徒たちが声をかけあいながらボールを追いかけ、打ち合い、躍動する姿に、各地区、そして全国のフロアバレーボール大会が無事に開催できることを願うとともに、元気とエネルギーをいただきました。
令和4年5月26日
筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 星 祐子