このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。
12月の校長室から
今年も残すところ1週間程となってしまいました。
本日が終業日でした。各学部科、それぞれに体育館に集合したり、各教室をオンラインでつないだりして、終業式や終業ミーティングを行いました。寄宿舎は、明日が閉舎となります。
4月に着任して以来、新型コロナ感染症対策を徹底しながら、いかに教育活動を充実させていくのかを考える日々が続き、一時は、感染拡大により医療機関が非常に厳しい状態となり、自宅療養ならぬ寄宿舎療養も覚悟するときがありましたが、10月以降は感染も収まり、それまで実施できなかった行事を各部科で実施し、満足感と安堵感を得て、子どもたちは終業を迎えることができたように思います。
日々の学校生活、そして各行事の実施におきましては、保護者のみなさま、宿泊学習や校外学習において施設を提供くださった関係機関の方々、近隣の方々等、多くのみなさまに多大なるご理解とご協力をいただきましたことを改めて、感謝申し上げます。
数日前、ある児童からブーケをもらいました。数人でつくった手作りのブーケです。何で、できていると思いますか?
銀杏の葉でつくられていました。この豊かな発想、大事に育んでいきたいと感じました。
コロナ禍の中、「今までと同じ」「例年通り」ということが難しい中で、物事の本質を捉え、どれだけ豊かな発想で考えられるかが問われ、創意工夫が求められる日々は続くと思いますが、今の模索、試行錯誤が今後の教育活動につながる取組になると考えています。
みなさま、大変、お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。
令和3年12月23日
筑波大学附属視覚特別支援学校 校長 星 祐子