筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

 このページでは筑波大学附属視覚特別支援学校長より、このWebをご覧になった方へご挨拶申し上げます。


11月の校長室から

 落ち葉を踏む音に秋の深まりを感じる季節となりました。本校敷地内では、サザンカが咲き誇り、木々に絡みついた蔦が鮮やかに色づいています。

 10月、11月は、高等部1年生の2泊3日の秋学校、中学部の文化祭、音楽科の定期演奏会、関東地区盲学校陸上競技大会、小学部の運動会など、行事が続いています。新型コロナウイルス感染防止対策の中での実施のため、例年とは、規模や内容も変更せざるを得ないのですが、子どもたちが楽しみながら、生き生きと活動する姿を見るにつけ、実施できたことを心から嬉しく思っているところです。そして、実施にあたり、ご協力いただいている保護者の皆さまをはじめ関係機関の方々に感謝申し上げます。それぞれの行事の様子は、ホームページの「教育活動等の紹介」に掲載しますので、そちらをご覧いただければと思います。

心臓ピクニックを使用しているところ  先日、NTT研究所の方に「心臓ピクニック」を持参いただき、中学部の理科の授業の中で活用しました。「心臓ピクニック」とは、聴診器を胸に当てると、四角い箱が心臓の鼓動に合わせて振動する仕組で、鼓動を振動によって実感できる装置となっています。授業を受けた生徒たちからは、自分の胸に聴診器を当てると、四角い箱が振動することに驚きの声があがりました。心臓が動いている実感、生命の存在、そして、友だちの鼓動から一人ひとりの拍数の違いや運動後に心拍数が変わること等を実体験により学ぶことができ、貴重な時間となりました。

 寄宿舎では、今年度、少しでも楽しい食事の時間になるようにと、郷土飯を献立で取りあげています。全国から集まっている寄宿舎生の出身地ならではの食事を出すに当たっては、寄宿舎生徒とご家族にも協力をお願いし、1回目は愛知県、2回目は四国(愛媛・徳島)の郷土飯でした。献立の一例として、愛知県の朝食、徳島の昼食の献立をご紹介します。ほんの少し、旅行に行った、地元に帰った気分になったでしょうか。
一宮発祥モーニングサービス
【愛知県 朝食:一宮発祥モーニングサービス】
小倉トースト
ジャーマンポテト
バナナ
ゆで卵
コンソメスープ
ココア


食べたいな阿波徳島の昼ご飯
【四国(愛媛・徳島)昼食:食べたいな阿波徳島の昼ご飯】
ごはん
小あじの南蛮漬けすだち風
そば米汁
さつまいものレモン煮


 日々の教育活動を充実させていく中で、子どもたちの探究心を育むことや達成感を大事にしていきたいと思います。そして、ちょっとした楽しみの時間も考えていきたいと思います。


令和3年11月24日
 筑波大学附属視覚特別支援学校 校長  星 祐子

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2021/11/25