教育活動等の紹介
不定期ではありますが、このページでは、日々の教育活動を中心に、本校主催の研修会報告、卒業生の活躍などを紹介していく予定です。
小学部低学年 「豆まき」
1・2年生は子ども会(特別活動)の時間に節分の豆まきをしました。事前に豆や升、ひいらぎを観察したり、お面や升を生活科の時間に制作したりしました。豆まき当日はソーシャルディスタンスを保って、登場した鬼に向かって豆をまきました。
鬼の登場 | 鬼は外、福は内 |
(2022年2月2日)
小学部・中学部 聞いて・触って東京メトロ出前講座
子どもたちが安心して電車を利用できるよう、また鉄道への興味関心や外出のきっかけづくりとなるよう、東京メトロの方々が出前講座を11月30日に開いてくださいました。小学部からは2年生、4年生、6年生が参加しました。
担当者の方々は事前に本校教員と綿密な打ち合わせを行い、視覚障害に配慮した内容となるよう準備してくださいました。「音で感じるコーナー」では録音された音を聴き、護国寺駅入口からホームへ行く間に聞こえるさまざまな音について学びました。「触って感じるコーナー」では、線路に落ちた物を拾うマジックハンドや電車のつり革、車掌のドア開閉スイッチなど、実物をじっくり触って観察しました。特に電車好きな児童は興味津々な様子で参加していました。最後に17000系が描かれた参加証とメトポンのマスコットを記念にいただきました。
今後も出前講座を継続してくださるとのことで、まだ参加していない児童は来年度に体験できるのを楽しみにしています。
![]() | ![]() |
|
音で感じるコーナーでのクイズ | つり革体験 | |
![]() | ![]() |
|
マジックハンド体験 | 立体コピーで表した車両正面 |
「聞いて・触って東京メトロ」は、同じ日に中学部から、部活動である鉄道研究部の部員9名が参加しました。もともと8月末に企画されていたものが、新型コロナにより延期されていましたので、待ちに待った瞬間となりました。
今回が初回と言うこともあり、小学部の児童が体験したことと基本的に共通の内容で実施しましたが、鉄道研究部とあって生徒たちの関心が高く、鉄道好きで入念な準備をしてきたこともあってか、持っている知識量も含め、担当された職員の方々も驚いておられました。
参加した生徒たちからは、「ドアの開閉の仕組みや線路に落ちたものをとる道具、合図を出すランプなど、普段小さかったり見る機会がないものがたくさん見られたりして楽しかった」「自動改札で鳴る音には3つの種類があり、それぞれの鳴り方が表す意味を知っておくことで、残高不足や定期券の期限切れなどの事態を避けることができ、便利だと感じた」「マジックハンドで(線路上に落ちた)物をとることは難しいと思っていたが、思ったよりも簡単で、やってみて楽しかった」など、具体的に活動を楽しめた様子が伝わってきました。
![]() | ![]() |
|
合図を出すランプを手にとって | マジックハンド体験 | |
![]() | ![]() |
|
つり革を手にとって | 案内板(点字付き)を触って確認 |
(2022年3月4日)
高等部 金融教育の取り組み
12月14日、MUSビジネスサービス株式会社から2名の講師をお迎えし、高等部3年生の政治・経済の授業で「金融・株式の基本~新しい企業と産業を育てる~」と題する2時間の出前授業を実施していただきました。
MUSビジネスサービス株式会社は本校から徒歩5分程度ととても近くにある企業です。主な業務は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設や各種の事務手続きだそうで、500名ほどの社員の方が勤務されているとのことです。2020年度に地域に対するCSR活動として、本校との関わりの中で何かできることはないかというご相談をいただき、生徒に対する現場感覚の出前授業をおねがいしたところ、快く承諾いただき、今回実現することになりました。
講師の方々や窓口をしてくださった方々とは事前にオンライン会議システムで何度か打合せをおこない、当日の1週間前には授業の様子を見学していただきました。打合せでは、視覚に障害のある生徒たちにどのようにして資料を提供すればよいか、説明の際に気を付けることはないかなど、講師の方からの率直なご質問があり、盲学校の教員がいつも気を付けていることをご説明しました。また、授業見学の際には生徒たちの個人的な夢や日本の国に対する夢を聞いてみたいという講師の方々からの希望があり、授業に出席していた8名の生徒がそれぞれの夢を語りました。
当日は、「世界で最初の株は、16世紀のヨーロッパで生まれました。さて当時の株は、何のためにつくられたのでしょうか?」というクイズから始まり、経済と金融への関心を深める、金融・証券の業務や社会的役割を理解する、株式の仕組みを把握する、お客さま対応の実例や経験談を共有する等を目標に、具体例をふんだんに含めたお話をしていただきました。特に、スマホを販売している有名な企業の株価の変遷の折れ線グラフを使った説明では、株の力についてたいへんわかりやすく解説してくださり、生徒たちは興味深く聞き入っていました。また、生徒たちが事前に考えていた質問に対しても丁寧に答えてくださいました。
以下は生徒たちの感想の一部です。
・特に印象に残っているのは、アップルの株価チャートを見ながらしていただいたお話です。それまで自分は、グラフの上下に関わる要素は、その会社の業績やその時の市場の状況だけだと思っていました。しかし、この約15年間で複数回あった急落の内には、株式分割という業績にも不況にも関係していない物が含まれている事を知り、最初にチャートを読んだ時とは全く異なる印象を受けるようになりました。そして、個別株の売買をする際には、やはり株価の上昇・下落の原因を詳細に分析するのが重要なのだという事を感じました。
・私はお二人のお話の中で、株式を利用した投資の基本原則が印象に残っています。私はもともと投資に興味がありました。ただ、複数の株の値段を見ながら売り買いをするというのには苦手意識がありました。私が一つの物に集中してしまう性格だからです。そのため、自分が興味を持った企業の株だけを買って、企業に貢献しながら配当をもらうだけにしようと考えていました。そして、この方法はあまり資産を増やせないと思っていました。しかし、バフェットさんがこのような方法で資産を莫大な量に増やしたことや、企業の成長による株価の上昇は長期的であるということを学び、私でも投資にかかわれるかもしれないと思うようになりました。将来、自由なお金ができた際には、この基本原則のほか、リスク分散についてやインサイダー取引の危険性を思い出し、投資に挑戦してみようと思います。
今回のように企業の方から実践に基づく経済の動きや株についてのお話を聞くことは、生徒・教員どちらにとってもたいへん刺激的な機会でした。新しい発見もあり、もっと詳しく知りたいと思う気持ちが大きくなった授業でした。
![]() |
授業の様子 |
(2022年1月6日)
高等部 筑波大学附属駒場中・高等学校との合同ワークショップ
2021年12月18日(土)14:00~17:00に本校体育館で、筑波大学附属駒場中・高等学校の生徒6名、本校高等部1、2年生の12名、計18名で両校合同の演劇ワークショップを行いました。今回、2年振り2回目の実施となりました。
本校や駒場中・高等学校では、文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」の採択を受け、国語の授業で演劇のプロを招いてコミュニケーションワークショップを行っています。本ワークショップもその一環として行われました。
ワークショップに先立ち、事前に両校の生徒が手紙のやり取りを行い、当日はその手紙の内容を基に劇を作っていきました。両校の生徒同士は初対面でしたが、ワークショップが始まって、「どんな手紙のやり取りをしたのか」、「手紙の内容をどう活かして劇にするのか」話し合っていくうちに、自然と距離が縮まっていきました。そうして出来上がった4作品は、それぞれの思いと自由な発想を詰め込んだ、傑作となりました。
今回のワークショップを通し、駒場の生徒の皆さんには点字や視覚障害の世界を知ってもらえる機会となったと思います。そして本校の生徒にとっては、駒場の生徒さんの発想力の豊かさから刺激を受けるとともに、盲学校ではあまり意識されていない、体の動きによる表現・空間の使い方、他者への見せ方を知ることができ、貴重な学びの機会となりました。
![]() | ![]() |
|
グループでの話し合いの様子 | 作品発表 | |
![]() | ![]() |
|
作品発表 | 作品発表 |
(2022年1月5日)
高等部生徒会 東京学芸大学附属高等学校との交歓会
2021年12月14日(火)13:30~15:30、東京学芸大学附属高等学校との交歓会を行いました。本校からは高等部1、2年生の36名、学芸大附属からは42名、計78名の参加がありました。
この交歓会は、今年で44回目を迎えました。途中、休会を挟みつつも、40年以上交流を続けてきた伝統ある行事です。例年は、両校生徒がどちらかの学校に集まり、視覚障害者スポーツや調理体験、レクリエーションを一緒に行っていましたが、昨年と今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの交流となりました。また、校内の感染症対策のため、8班に分かれ、少人数で別々の部屋から各自参加しました。
「交流を楽しみながら互いのことを知り、新たな発見をする」ことを目標に、各校で持ち寄った学校独自の企画と、両校合同企画のレクリエーションを行いました。会の計画は、9月から4ヶ月の間に複数回にわたってオンライン会議で進め、リハーサルも合同で行いました。綿密に計画してきたことが実を結び、オンラインではあっても互いに交流を深められる、充実した交歓会となりました。
![]() | ![]() |
|
交流の様子 | 交流の様子 | |
![]() | ![]() |
|
交流の様子 | 委員長の挨拶 |
(2021年12月28日)
中学部3年理科 月の観察
中学部理科では、3年生を対象とした月の観察会を例年この時期に行っています。16:30を過ぎるとあっという間に日が暮れて空が暗くなるため夜遅くまで残る必要がなく、夕方に観察することができます。また、冬のこの時期は、関東地方は天候が安定していますので、観察に適したベストシーズンです。
生徒たちは17時過ぎまで特別に学校に残り、コートを羽織って屋上へ向かいました。屋上に着くとすぐに方位の確認を行いました。南を向いて11名が一列に並び、日が沈んだ方位を指差すなどしていくつかの方位を体を使って確かめました。南西の方位を確認した時には、夕焼けの美しさに弱視の生徒から「わぁきれい」と声が漏れていました。月は新月から数えて5日目の月でした。点字使用の生徒は教員や友達のサポートを受けて月の方向を指差し、南の空、高度約35°の位置にあることを確かめました。また天体望遠鏡にスマホを取り付け、月の映像を画面越しに見て形を確かめることもしました。点字使用の生徒は望遠鏡の鏡筒を触って、鏡筒の向いている方向に月があることを確認しました。
教室に戻り、観察記録用紙に月の形に切ったシールを貼り、月があった位置をシールで記録しました。
数日置いて、再度月の観察を予定しています。月の形や位置がどのように変化するか、観察する予定です。
![]() | ![]() |
|
月の位置を指差している様子 | スマホ画面を通して月の形を 観察している様子 |
|
![]() | ![]() |
|
鏡筒を触って月の方向を確かめている様子 | 月の観察記録シート | |
![]() |
||
観察した月(望遠鏡で見た像のため 上下左右が反転している) |
(2021年12月23日)
ヘレン・ケラー記念音楽コンクールで本校生徒が最高賞受賞
去る11月13日に、第71回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールが開催されました。このコンクールは、1949(昭和24)年12月に、全国盲学生音楽コンクールとして東京・有楽町の毎日ホールで始まり、今でも音楽家を志す盲学生の登竜門となっています。
今回は、本校からたくさんの児童・生徒が参加させていただきました。そのなかで、中学部1年の矢部菜央(やべ ななか)さんが、最高賞のヘレン・ケラー賞に輝きました。
矢部さんは、小さいころからピアノを熱心に練習し、本校音楽科主催の「小・中・高校生、指導者のための音楽スクール」に何度も通って点字楽譜などを学んでいました。
今回は、ドビュッシー作曲の『版画』より第3曲「雨の庭」を、中学生離れした表現力で弾き切り、見事栄冠を勝ち取りました。
今後も音楽を学び続けたいという希望を持ち、ピアノや点字楽譜の読み書きを練習している矢部さん。さらなる成長を楽しみに、本校でも支援していきます。(音楽科)
![]() | ![]() |
(2021年12月16日)
小学部 読書会
11月8日(月)にTBSのアナウンサーの長峰さん、水野さんと、小学部の各クラスとをつないでZoomによる読書会が行われました。
読書会は今年で15回目となります。児童みんながとても楽しみにしている行事です。「ごめんなさい、だいじょうぶ」「字のないはがき」「へんしんトンネル」の3冊を朗読していただいたあと、早口ことばに挑戦。ニュースや天気予報も盛り込まれていて、あっという間の45分でした。
最後に、児童が1人ずつ作った紙粘土のマグネットをプレゼントすることを、画面を通してアナウンサーさんに紹介しました。
![]() | ![]() |
(2021年12月14日)
幼稚部 年長お楽しみ会
コロナ禍のため中止になった宿泊行事の代替として、年長組のお楽しみ会を実施しました。
午前中はスクールバスに乗って光が丘公園へ、午後は楽器作りと飾りパン作りを楽しみました。光が丘公園では、遊具でたくさん体を動かしたり、落ち葉やどんぐり等の季節の自然を感じながら遊びました。
お楽しみ会の日の給食は、子ども達が考えた献立を出していただきました。カレーライス、唐揚げ、チーズの入ったサラダ、卵のスープ、生クリームののったイチゴプリンという、子ども達の大好きなメニューが詰まった献立でした。
いつもと違う一日に、ちょっぴり緊張しながらも、年長組さんで楽しい時間を過ごすことができました。
![]() | ![]() |
(2021年12月8日)
幼稚部 芋掘り遠足
10月15日、22日に、芋掘り遠足に行ってきました。板橋区の農園さんにお邪魔し、たくさんのお芋を掘ってきました。裸足になったり、手で掘ったりしながら、土の感触を全身で感じ、お家の人と一緒に楽しく活動できました。掘ったお芋は、早速お家で美味しく食べたようです。次の登校日に「お芋ご飯食べた!」「焼き芋にしたよ!」と、子ども達が嬉しそうに話してくれました。
今年度もコロナ禍のため、実施日を2日に分けて、少人数での遠足となりました。来年こそは皆で一緒に行けると良いですね。
![]() | ![]() |
(2021年11月29日)
高等部 地学巡検(城ヶ島)
高等部理科「地学基礎」では、神奈川県三浦半島の城ヶ島で毎年地学巡検を行っています。今年度は11月20日(土)に実施しました。
学校からは、電車とバスを乗り継ぎ、3時間ほどで三浦半島南端の城ヶ島に到着します。当日は晴天に恵まれ、巡検日和となりました。城ヶ島では地層の様々な堆積構造を実際に触って確かめました。手の届かない高い場所の地層の様子は、白杖を使って観察しました。地層はあまりに大きすぎるため、手のひら大のウレタンマット複数枚を使って、地層の重なり方を確かめることもしました。ぐにゃりと曲がった地層を実際に触ってみることで、自然の力の大きさを実感することができます。海岸で拾ったタカラガイなどの貝殻やイソギンチャク、ヤドカリなど、生き物の観察も行いました。三崎はマグロで有名な場所です。昼食には皆でマグロ丼を楽しみました。
![]() | ![]() |
|
複数のウレタンマットを 使った地層の重なり表現 | 拾った貝殻の説明 | |
![]() | ![]() |
|
貝殻の観察 | ヤドカリ観察 | |
![]() | ![]() |
|
地層の観察(高い場所) | 地層の観察(ぐにゃりと曲がった形状) |
(2021年11月25日)
小学部 なかよしタイム
10月20日(水)4時間目に、今年2回目のなかよしタイムを行いました。放送班はクイズ、保健班は連想ゲーム、図書班は学校の音当てクイズを行い、さわやかな秋晴れのもと、1年生から6年生みんなで楽しいひと時を過ごしました。
![]() |
みんなで輪になって、ゲームとクイズ |
(2021年11月22日)
高等部1年校外宿泊学習
10月23日(土)~25日(月)埼玉県立長瀞げんきプラザへ行ってきました。例年は7月に那須甲子へ行っていましたが、感染症対策を万全に行うため、時期と場所を変更し実施しました。秋学校委員が中心となり、クラスや係ごとでの話し合いを重ね、感染症対策を考えた内容を企画しました。
最終日は埼玉県立自然の博物館前庭と岩畳において自然観察を行いました。学芸員山岡さんから面白く楽しいテンポの良い解説をしていただき、古代ロマンに思いを馳せることができました。また、全盲の進化生物学者ヒーラット・ヴァーメイ教授を尊敬していらっしゃることを伺い、触察の重要性と視覚に障害があることが強みになることについて改めて気づくことができました。
三日間、天気にも恵まれ、生徒たちの弾けるような笑顔をたくさん見ることができました。
生徒の感想(お礼状より抜粋)
【長瀞げんきプラザ】
「見渡す限り広大な自然が広がる長瀞の地での三日間は、日々の生活を忘れ、疲れをも癒してくれる、大変濃密な時間でした。お風呂がとてもとても気持ち良かったです。」
「キャンプファイヤーではクラスの話や有志の企画もでき、楽しい時間を過ごすことができました。野外炊事を体験したのは初めてで、火おこしを中心にやりましたが、薪の組み方や火の調節の方法も興味深いものでした。とても良い思い出となりました。」
「この三日間で印象深かったのは、長瀞げんきプラザでの食事でした。多種多様なおかずがそろっていて、白米を食べる手が止まりませんでした。特に最終日の朝食に出されたシャケは今まで食べたシャケの中で最も美味しいと思えるくらいの味でした。慣れない土地に行き、いつもよりも多くの体力を使ったので、食事は体力を回復する上でもすごく重要なことだと思います。また、野外炊事で作ったカレーライスもとても美味しいものになりました。これは職員の皆様が野外炊事のための動画を作成し、それをYouTubeにあげてくださったおかげです。このやり方は、コロナの状況であってもとても分かりやすいものだと思いました。」
【自然観察】
「岩の成り立ちや化石からわかることなどの説明は大変興味深いものでした。珪化木(けいかぼく)は木の成分と岩の成分が置き換わったことで石の様になることを初めて知り、驚きました。結晶片岩を初めて見ました。岩畳は話に聞いていたよりも、ずっと模様がはっきりしていて長く続いていました。触覚を頼りに研究を行う地質学者のお話しはこれからの勉強のモチベーションにつながります。見えないと研究はできないと思われがちですが、自分にできることを探して科学者を目指したいです。」
「実際に様々な岩石に触れることもでき、岩石の特徴や手触り、重さを知ることができました。特に結晶片岩ははがれやすいという特徴と、独特な手触りを持ち、日本の中で見られる場所が限られているということがとても不思議に思いました。ずっと昔は海出会った場所に現在は陸地であるということは想像しづらいことではありますが、神秘的な魅力を感じました。」
![]() | ![]() |
ラジオ体操 | 岩畳自然観察 |
![]() | ![]() |
岩畳自然観察 | 岩畳自然観察 |
![]() | ![]() |
岩畳自然観察 | 人狼ゲーム |
![]() | ![]() |
炊事 | キャンプファイヤー |
(2021年11月18日)
中学部文化祭「中学部みんなで団結力アップ~えがおのはなを咲かせよう~」
10月29日(金)、2021年度中学部文化祭を開催しました。
コロナ禍の影響で、昨年度から中学部のみで行っている新しい形での文化祭です。昨年に引き続きオリジナルTシャツを作成し、今年はさらに新たな試みとして会場の壁の装飾を行いました。沢山の花飾りや、画用紙を切って作った文化祭テーマの文字は、昼休みの時間など限られた時間で、中学部の生徒みんなで協力して作り上げました。
本番当日、前半は文化祭実行委員が企画した「頑張って説明しようゲーム」「料理当てクイズ」を行いました。感染予防対策のため、全員着席したまま距離をとっての実施でしたが、学年を織り交ぜた班対抗のゲームで、言葉と想像力を駆使して盛り上がっていました。この日のために準備を進めてきた文化祭実行委員の生徒たち。緊張で足を震わせる生徒もいましたが、立派にそれぞれの役割を果たし、企画を成功させることができました。
後半は朗読劇の発表を行いました。この発表のために、各学年では1学期から準備を進めてきました。今年は3学年ともオリジナルの台本で、中1はクラスのみんなが桃太郎の登場人物や動物に変身してしまう大冒険劇。中2は環境問題と人間のエゴに切り込んだメッセージ性の強いファンタジー。そして中3は、3年間の様々な思い出を入れ込んだ喜劇でした。生徒たちはお互いの発表を見合うことで、沢山の刺激を得たようです。
今回は昨年度と同様、感染予防対策として、保護者や他学部の児童生徒、外部のお客様にはご参観いただけず、中学部だけで実施した文化祭でした。しかし生徒たちは、無事にやり遂げた達成感で、普段とはまた違った様々な表情を見せてくれました。
![]() | ![]() |
文化祭テーマ「中学部みんなで団結力アップ ~えがおのはなを咲かせよう~」 | 朗読劇の発表 |
(2021年11月12日)
「第12回一緒に読もう!新聞コンクール」東京都で優秀賞受賞
高等部では2021年度より、地歴公民科の授業の中で、一般社団法人日本新聞協会主催の「一緒に読もう!新聞コンクール」に応募することにしました(2021年度は第12回)。今年度は1年生全員の19名と、2年生の地理A選択者12名が、新聞記事を選んだ理由と、家族や友人の意見、自分の意見や提言を書いて応募しました。
東京都での選考の結果、高等学校の部で1年生の谷口仁貴太(たにぐち にきーた)さんが、優秀賞を受賞しました。優秀作品は全国審査に推薦されます。また、高等部としても優秀学校賞を受賞しました。谷口さんが選んだのは、毎日新聞の「スリランカ人女性死亡 入管報告と病院カルテ、内容に食い違い」という記事で、最後は「外国人も日本人も大切にする。日本はそんな国であってほしいです。」という言葉で締め括られています。
(2021年11月9日)
第42回音楽科定期演奏会
10月21日に、第42回定期演奏会が、豊島区の南大塚ホールで開催されました。今回は、感染対策を万全にするため、卒業生の演奏は行わず、観客も生徒の保護者と本校生徒・教員に絞るという、とてもコンパクトな会となりました。それでも音楽科生徒は、ずいぶん前からプログラムやチラシの作成、リハーサルでの演奏時間計測、それぞれの演奏前に曲と演奏者を紹介するアナウンス原稿の執筆やそれを読む練習、そして衣装や靴の選定など、様々な準備を進めてきました。そしていよいよ迎えた当日、生徒にとっては音楽ホールの舞台に一人で立ち演奏するという、これからの演奏家人生の幕開けともいえる大事な瞬間です。どの音楽科生徒からも、今まで長い時間をかけて準備してきた演奏を披露するんだ、という緊張と興奮が感じられました。また観客席は、久しぶりの校外での行事となった中学部生・高等部普通科生・専攻科生のワクワクした雰囲気に満ちていました。
本番のソロ演奏は、自分の思い通りに演奏出来た生徒も、そうでない生徒もいますが、どちらにせよ2部のアンサンブルに向けて気持ちを切り替え準備します。この気持ちの切り替えも、今後にむけての大事な経験です。気力も体力も必要な和太鼓アンサンブルで演奏するのは、疾走する馬になぞらえた楽曲「進馬」。一昨年度の音楽科生が楽しさと壮大さ、前進する勢いにあふれた曲を作ろうと、リズムを捜索して生まれた楽曲です。この楽曲に在校生が今年度ならではの新たなアレンジを加え、先輩から受け取った音楽のバトンを、舞台上に全力で運びました。
コロナ禍によって、色々な制限を受けなければならず、音楽を実践する場も少なくなっていますが、それだからこそ、音楽をするよろこび、そして聴いていただけることに対する感謝は深まっています。この喜びや感謝の気持ちを忘れることなく、思いっきり音楽を演奏できる、そして鑑賞できる機会が早く訪れることを願うばかりです。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
(2021年11月2日)